こんにちは、6年半勤めた市役所を退職した元公務員のアヤトです。
人間関係や仕事が合わず、うつ病などになり休職していると、「公務員を辞めたい」と考えることはありませんか?
私は2回休職経験があり、2回目の休職を機に退職を決意し、有給消化を経て退職しました。
私の場合、休職前からその傾向があり、「公務員を辞めたいけど、どうしたら・・」と考えていたんですよね。
公務員を辞めてもいい状況や、辞める前に考えておくことなどを実体験を交えながらまとめました。
また、公務員を退職した後の生き方について、私の経験や私と同じ歳くらいで退職した人のことをお話したいと思います。
結論から言うと、辞めても全然なんてことないですし、みんなそれぞれ楽しく過ごしていますよ。
休職して辛い思いをしている方の心が少しでも軽くなったり、力になれたらと思います。
目次
精神が辛くて公務員を辞めたいと思ったらどうしたらいいか
どの部署に行っても消えたい衝動が止まらないなら辞めていい
命を削ってまでそこに居続ける理由はないからです。
休職している人は自分自身をたくさん責めていると思うのですが、たまたま合わなかっただけなんですよ。
公務員が全てじゃなくて、ほかにも数えきれないくらいの仕事が無限大にあります。
その中のたった1つが合わなかっただけ。
だから、命を削ってまでそこに居続ける必要はないと思うんです。
私の経験談で言うと、私は2回休職をしています。
2回目の休職のときは、自分が抱えている仕事が辛くなってきて「あー、このまま消えたいな」とずっと思っていました。
休職する直前にその気持ちが爆発して、「もう消えよう」と思って衝動的に隣町へ車を走らせたんですよ。
何もせず、「このまま消えることができたらいいのに・・」と思い続けながら車の中で朝を迎えました。
結局そんな勇気はなかったんですが、あのときの自分は本当に極限の一歩手前だったんだと思います。
その後すぐに心療内科へ行き、先生から「それはまずい状態だ。診断書出すからすぐに休んで」と言われ休職をしました。
それからもう一度考えてみたんです。
「なんで消えたい気持ちでいっぱいなのに、ここに居続けようとしてるんだろう?」
やっと気が付いたんですね。
それまで私は休職している後ろめたさでいっぱいで、どうして周りと比べて私はできない奴なんだろうと自分自身を責め続けていました。
精神が極限まで辛くなると、おかしいってことに気が付かなくなるんです。
これで目が覚めて、休職1か月後に退職を決めました。
↓その時の記事はこちら↓
退職を決めた一冊はホリエモンこと堀江貴文さんの多動力でした。
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公務員を辞めたくない気持ちが少しでもあるなら、休職を継続してそれから復職でもいい
辞めたくない気持ちが少しでもあれば、焦らず休職し続けていいと思います。
心療内科もしくは精神科の先生と相談してみてください。
まず先に生活の不安があると思うのですが、安心してくださいね。
公務員の場合、休職した時の制度が手厚いので、休職していても3年以内なら最低限の生活の保証はされます。
一定期間を過ぎるとお給料が出なくなるのですが、その後は傷病手当金が支給されるので、全く生活できなくなることはありません。
自治体によって違いはあるとは思いますが、お金の面では困らないかと思います。
そのための制度なので、辛い時は制度に甘えていいんですよ。
まずはしっかり休養をとって、体調をととのえることが大事です。
↓退職する前に休職をおすすめする理由に関する記事は以下からどうぞ↓
↓休職中の過ごし方やお金のことに関する記事は以下からどうぞ↓
公務員を辞めたいと思った時に考えておくこと
公務員を辞めても生活していけそうか
辞めるにしても、お金に少し余裕はあったほうがいいのですが、自分の体調次第かなと思います。
実は正直、私はあまり貯金が無いまま退職していますが、精神が限界で休職を続けることは不可能だったからなんです。
多分、あのまま休職を続けていたら自分はどうなっていたでしょうね・・。
なお、公務員の場合は、雇用保険に加入していないので、失業手当は支給されません。
その代わりとして、退職手当と称してが退職金が失業手当代わりになります。
私の場合、6年5か月間在籍して退職手当は70万円ほどでした。それに加えて積立などと合わせたら100万円程です。
お金も大事ですが、「早く前に進みたい」っていう気持ちがあるなら、それを信じて行くのも1つの方法ですよ。
公務員を辞めた後、周りに頼れる人はいるか
家族や恋人、友人など、何かあった時に助けてくれる人がいると心強いです。
また、一旦ゆっくりするか、アルバイトをするか、すぐに転職活動をするか様々だとは思いますが、働き口を紹介してくれる人がいると更にありがたいですね。
なお、すぐに転職活動は個人的におすすめしません。
よく転職サイトに登録・・っていうのがあると思うのですが、精神が完全に良くなっていない状態で転職のことを考え始めるのは危険だと思うんですよ。
ふつうのときよりも正常な判断ができない可能性があるからなんです。
なのでまずはゆっくりして、働きたいなと思ったらその時に行動すればいいんです。
絶対に無理はしないでくださいね。
ちなみに私は、休職期間中に次やりたいことを決めていて、すぐに転職活動をしようとした矢先に体調不良に悩まされました。
精神的に焦っちゃっていたみたいです。
なので、まずは頼れる人にはいっぱい頼って、ゆっくり休みましょう。
↓退職後の手続きについては以下の記事からどうぞ↓
自分の身体は健康か
心はもちろん身体が健康でなければ、働くことができないため、健康かどうかはとっても重要です。
私の場合、過去に婦人病で手術経験があるので、毎年1、2回は必ず検査しています。
退職の話をしたときに、当時の上司から自分の病気の心配をしてくださり、まず先に検査して問題ないか行ったほうがいいと言われたんですよ。
退職したあとに再発に気が付くなんてことがあったら大変です。
そのため、再発していないかどうか確認を済ませてから退職手続きをしました。
過去に手術経験があって再発する危険性のあるものなら、事前に済ませておくことをおすすめします。
休職から退職までの流れをまとめた記事もお読みください!
公務員を辞めたいことを周囲に相談したいと思ったら
公務員を辞めたいことについて周りに相談するのはオススメしません
心のどこかで「止めてほしい」と思っているなら話してもいいとは思います。
でも辞めたい決心がついたなら、その気持ちは揺らがないはずなので、わざわざ他人に相談する必要はないです。
特に内部の人に言うのはおすすめしません。
高確率で止められますし、退職関連で変な話が回ることもあります。
また、年配の方は退職に対して非常にネガティブな考えが多いです。
公務員が最高だった時代を経験しているからのようですね。
私の場合、1回目の休職のときに一度辞めたい気持ちが出てきて年配の方に相談したら、「その判断はおかしい」って否定されたことがありました。
それでも揺らがないのならいいとは思いますが、聞いていて嫌な気持ちになりたくないですよね。
そのため2回目の休職のときは、誰にも相談しないで決心し、それから上司に退職しますと告げました。
↓退職の相談は他人にするべきじゃない理由に関する記事は下記からどうぞ↓
公務員を辞めたい話は本当に親しい友人にだけ相談しよう
それでもやっぱり不安だ・・と思ったら親しい友人ならいいと思います。
特に、民間企業や自営業の友人だと、別の目線からの意見が聞けるかもしれませんね。
本当に自分のことを思ってくれている友人なら、親身に話を聞いてくれると思います。
公務員を辞めた後は後が無いのか?
公務員を辞めた後はやりたいことを実現できた
私は休職中に次はこれがやりたい!と決めたので、有給消化中は勉強していました。
最初は無謀にもブロガーを目指していましたが、方向転換してWeb制作の職業を目指すことにしたんです。
Web制作の仕事を選んだ理由
- 小さい会社が多いので、組織独特のストレスは少なくなる
- スキルを高めていけば、独立して1人で働ける可能性がある
- 人と話すことが得意でないので、頻繁に人と関わることが少ないところ
- 単純にやってみたい!地元のために何か役に立てるようなサービスをいつか作ってみたい!
こんな感じの理由で決めました。
そして退職してから3か月後、知り合いのつてをたどり転職することができました。
やってみたい仕事にたどり着くことができた上、ストレスフリーな環境でいますごく楽しいです。
未経験の業界のため、毎日勉強、わからないことだらけで頭がパンクしそうになりますが、不思議と「辛い、辞めたい」という気持ちはありません。
でも、公務員のときはずっとそんな気持ちでいっぱいでした。
やりたいことをやっていると、壁にぶち当たっても「もっと頑張りたい、成長したい」という気持ちになるからなんです。
もし仕事が辛いなら、合っていないのかもしれません。
まだ合っているのかはわかりませんが、少なからずメンタルがやられたりすることはないです。
↓転職が決まったときの投稿は以下からどうぞ↓
公務員を辞めた同僚たちのその後の人生を紹介
公務員を退職後の人生
- 【アラサー】世界を旅しつつ、子どもにスポーツを教える事業にチャレンジしている
- 【アラサー】海外で友達と起業の手伝いをしている
- 【20代前半】夢のために海外へ行った
- 【アラサー】民間企業に転職
- 【アラサー】フリーランスでライター業、広告業をしている
- 【アラサー】夢を目指すために退職
- 【アラフォー】介護事業をするため独立した
- 【アラフォー】行政書士として独立した
- 【アラフォー】エンジニアとして転職した
公務員を辞めたタイミングは20代、30代、40代などさまざまで、自分がやりたいことだったり、とりあえず辞めて世界を旅してやりたいこと見つけた人もいます。
辞めてもいろんな世界があるので、公務員を辞めたからといって人生が終わるわけではありません。
誰に何を言われても、自分のやりたいことを追いかけている方がとっても生き生きしているように見えます。
実際、私もそう言われました。
公務員を辞めるべきかどうかは、結局自分自身が決めること
自分自身がどうしたいか、それに尽きるんですよね。
精神が一度ダメになると、人によりますが治るのに時間がかかりますし、再発の可能性もあります。
少しでも辞めたくない気持ちがあるならそれを尊重するのが望ましいですが、個人的には新しい道を考えるのも1つの手だと思っているんですよね。
私の場合でいうと、先ほども触れましたが最初はブロガー志望で、途中からWeb制作に興味を持ち始めて勉強をはじめました。
そして退職して3か月後に、Web制作のお仕事に就くことができたんです。
完全未経験でわからないことばかりで毎日格闘していますが、自分で決めたことなので後悔は全く無いし、メンタル面で安定するようになりました。
自分がやってみたい仕事があるのなら、環境を変えてみたら意外といい方向に進むかもしれません。
私は退職することでいろんな辛さから解放されました。
でも、わざわざ退職しなくても環境を変える方法の1つとして部署異動があります。
実際に部署を変えたら見違えるように良くなった人もいるんですよ。
退職する判断は、その気持ちが前向きかそうでないかっていうのが基準なのかなと思います。
人生は長いので、道は1つでないことも頭の片隅にとどめてもらえたらうれしいです。
それではっ