【公務員】うつ病などで退職する前に休職をおすすめする理由

こんにちは、2回の休職を経て公務員を退職した元公務員のアヤトです。

私は2年前にメンタルが崩壊し、半年間休職したのち復帰し、約1年後に退職しました。

復帰した理由は、一回復帰してみてダメだったら退職しようと思ったからです。

でもその結果、組織が合わなかったことがわかり退職しました。

メンタルが一度ダメになると、退職を考える瞬間が何度かあると思うのですが、退職は一度踏みとどまってほしいんです。

まずは、休職することをオススメします。

その理由は、職場に籍を置きつつ、最低限の生活の保障を得ながら休養できるからなんです。

また、休養して回復してきたら、他の部署へ異動するなどして再スタートできる可能性もあります。

この記事では、休職をおすすめする理由についてと、休職中によくある不安に対する対処法について書いています。

一度メンタルが不調になると治りにくいことがあるので、経済的にも安心しながらゆっくり休むのが一番の療法につながると思うんですよね。

  • メンタルが辛くて退職したい
  • 休職してるけど辛くて退職したい
  • 休職していて罪悪感を感じるし職場に迷惑をかけている

こんな風に感じている方の心が少しでも軽くなるように書きました。

ぜひ読み進めてみてくださいね。

うつ病になったら退職よりも休職をおすすめする3つの理由

退職よりも休職をオススメする理由

  • 部署を変えれば回復できる可能性があるから
  • 職場に籍を置いたまま最低限の生活の保障が得られるから
  • しっかり休むことで復職、退職の正しい判断ができるから

この3つの理由について、1つずつ詳しくお話していきますね。

部署を変えればメンタルの症状が良くなる可能性があるから

前にいた部署に戻ったりなどで、部署を変えたらメンタルの症状が良くなったケースがよくあるからです。

公務員の場合、技術職などでない限りは部署異動は必ずあります。

そのため、たまたま異動したところが全く合わないこともあり、合わないことを続けることで、メンタルが不調になる可能性は誰にでもあるんですよね。

どんな人にでも適材適所があるということを忘れないでください。

一回メンタルがダメになると「もうこの職場にいたくない、退職したい」って考える人もいると思いますが、一回踏みとどまってみませんか?

実際にわたしも同じようなことがあり、退職しようとしていました。

でもその時は勢いもあって次やることも決めずにいたんです。

親しい人から「一回復帰してみて、それでダメだったら退職したらいいと思うよ」と言われ、考え直して復帰する選択をしました。

自治体によるかと思いますが、私は休職した部署の課長と人事の部署との連携で異動先を決めて、受け入れ先からOKをもらったのち復帰しています。

結果的には組織が合わなかったことがわかったので退職しましたが、今思えばあの時は焦って辞めなくて良かったなと思います。

まずは一回休んで心と身体をしっかり休ませて、ゆっくり考えていいんですよ。

休職すると職場に籍を置いたまま最低限の生活の保障が得られるから

公務員の休職に対する保障はかなり手厚く、一定程度の期間は最低限のお給料がもらえます

実際にわたしも半年間休職していましたが、最低限の保障分はいただいていました。

休職したての時は、精神がどん底なので治る兆しがないと考えることが多いと思います。

だからここにいたくないっていう気持ちが出てくるのも無理はありません

でも幅広い部署がある公務員なら、部署を異動してイチからスタートすることもできます

そのため、生活のことは心配せず休むことができるので、ゆっくり休みましょう。

うつで公務員を休職。回復した方法は部署異動や退職など3パターン

2019年6月19日

休職中にしっかり休むことで復職or退職の正しい判断ができるから

休職しているときは心の状態が不安定なため、正しい判断が出来ない状態になっているんですよね。

そんな状態で退職したら、転職することが難しくなる可能性があります。

休職制度があるならその制度を遠慮なく使って、良くなってきたら復職するのか退職するのか判断するといいですよ。

休職期間も病院の先生との相談で延長することも可能なので、全然焦る必要はないです。

ゆっくり自分と向き合ってみましょう。

そして退職したいと思った時は、それが前向きな気持ちかどうかで判断してください。

後ろ向きな退職では、うまくいかなかったときに後悔する可能性があるからです。

休職中に考える3つの心配ごとの解決方法

休職中に起きる心配ごと

  • 仕事の連絡
  • 休職していることの罪悪感
  • 職場の人から悪口を言われているんじゃないかという不安

不安な3つのことについて、解消する方法をお話していきますね。

休職中に来る仕事の連絡は無理に返さなくて良い

基本はして来ないと思いますが、休職者本人が係長クラスの場合は、トラブルの件でわざわざ電話してくる職員がいたケースがありました。

職場が原因で休職しているのだから、仕事から完全に離れることが一番の回復につながります。

また、ツイッターでフォローさせていただいている方が、休職中に仕事をさせようとしてくる上司がいて、自宅で泣く泣く仕事をしている方もいました。

それは職場の体制が異常なので、真に受ける必要はないです。

上司から言われたからやらなければいけないと思ったらダメですよ。

でも、言われたら断るのも辛いですよね。

その解決策は、まず通っている精神科もしくは心療内科で、診断書に書いてもらう方法があります。

診断書に”仕事から完全に離れなければならない状況と判断します”のような医者からの診断内容を具体的に書いてもらい、それを渡してください。

医者の診断は絶対なので、いくら上司であっても強制することはできません。

私が診断書をもらったときも、心療内科の先生から「自分が休むことが最優先だから、仕事のことは完全に離れてください」強く言われ、本人への連絡は絶対にしないことと文言が添えられました。

休職していることの罪悪感は感じなくていい。人生の中のたった一瞬の出来事と考える

休職したことに対する罪悪感は誰しも感じることですし、気にしなくていいと言われても難しいかもしれません。

でも休職は決して逃げではなく、頑張りすぎた自分を回復させる大事な期間なのでどうか自分を責めないでくださいね。

「自分の長い人生の中の”たった一瞬”休んでいるだけなんだ」と思うようにすると少し楽になりますよ。

私が前にお世話になった部署の元上司からは、「私なんて育児休暇とかで4年不在にしてたよ。休むことなんて全然大したことないから、自分のために休んでいいんだよ」と言われました。

休職中に職場の人から悪口を言われていることはほとんどない

私も休職してたとき、「休職して迷惑かけて、みんな怒っている」と思っていました。

でも実際はその反対だったんです。みんな心から私のことを心配していました。

先日、退職したあとに、当時いた部署の方とばったりお会いしたときにも言われたのが

「辛いことにみんな気がついてあげられなくてごめんね」と謝られました。

職場のほとんどの人は、休職しているあなたを心から心配しています。

逆の立場で考えてみてください。

あなたがもし、自分の職場の人が突然休職してしまったらどう思いますか?

心配すると思うんですよね。

確かにその人の分の仕事は誰かが引き受けなければなりませんが、それ以上に休職者本人が心配になると思います。

なのであなたが休んだから、みんなあなたが恨んでいるなんてことはないです。

変なことを言ってくる人はごく僅かで、あなたが回復して元気な顔を見せることが一番大事なことです。

※ただし、パワハラ上司がその部署にいる場合などは別ですが

私が復帰したときも、みんな心配していて、元気な顔が見られてよかったと言われました。

どうか無理せずしっかり休んで、復帰するにしても退職するにしても元気な顔を見せてあげてくださいね。

休職中に無理をして復帰しようとするのは禁物

まとめ

【うつ病になったら退職よりも休職をした方がいい3つの理由】

  • 部署を変えれば回復できる可能性があるから
  • 職場に籍を置いたまま最低限のお金がもらえるから
  • しっかり休むことで復職、退職の正しい判断ができるから

【休職中に起きる心配ごとは気にしなくていい】

  • 職場からの連絡は基本しないこと。仕事から完全に離れることが重要
  • 休職の罪悪感は感じることよりも、まずは自分が回復することが大事
  • 職場の人は誰も迷惑と思っていなくて、むしろ心配している

以上、退職よりも休職をおすすめする理由と、休職中の心配ごとについてまとめてみました。

繰り返しになりますが、絶対に無理をしないことが大事です。

そして、休職は長い人生のうちの”たった一瞬”を休んでいるだけで、それがあったから今後の人生に響くわけでもありません。

どうか気負わずにいてくださいね。

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公務員の休職記事まとめ

2019年8月20日

それではっ








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