私が公務員を2回休職した理由、休職までの流れ【体験談】

こんばんは、元公務員(市役所勤務)のアヤトです。

現在、公務員を休職しているあなたのためにこの記事を書きました。

休職しているときは誰にも会いたくないし、孤独になりがち。

そんな時、同じ境遇の人をSNSやインターネットで探すことってありますよね。

いまこの記事を読んでいるあなたも、そんな思いでこの記事にたどり着いたのではないかと思います。

どんな理由で、どのくらいの期間休職したのかが気になるポイントではないでしょうか。

そこで今回の記事では、私が2回体験した休職した時のことについて、お話していきますね。

私が公務員を休職した理由(1回目)

dima_goroziya / Pixabay

私が初めて休職した理由は、仕事、環境がブラックだったからです。

当時の職場環境や、休職に至った経緯、その後をお話していきます。

1回目の休職理由は仕事、環境がブラックだったから

1回目の休職理由は、異動先がブラックな仕事量&ギスギスした人間関係で環境が最悪だったから、でした。

異動で配属された部署が保育園・幼稚園関係の事務方の部署だったのですが、役所の中でもトップクラスと言われるほどの多忙な部署で有名だったんです。

職場環境をざっくりまとめるとこんな感じ。

職場環境

  • 仕事量がとにかく多く、残業は22時過ぎがデフォ
  • 残業しないで帰ろうとすると「え?」みたいな顔をする人がいる
  • 常にいない人の悪口が飛び交う
  • 飲み会はずっと愚痴ばかり
  • 一緒に異動して来た後輩が優秀で、比較対象にされるのが怖かった

仕事が忙しいのは我慢できたけど、私がどうしてもダメだったのは職場の雰囲気。

私は人一倍、人の感情に敏感というHSP気質で、ピリピリした雰囲気が苦手だったから、常に心が苦しい状況でした。

気にせずマイペースに行きたいのに、どうしても周りの空気が気になって仕方がなくなり、帰る頃にはぐったりしてしまうのです。

そして一緒のタイミングで異動してきた後輩がめちゃくちゃ仕事できる子で、私と比較対象にされていたと思うんですね。

私はもともと要領が良くないから、そんな自分が嫌で、常に自己嫌悪に陥っていました。

人と比較していいことなんて1つもないのですが、「あの子に比べて仕事ができない」というレッテルを常に貼られているような気持ちでいっぱい。

まるで自分の居場所が無くなったかのような感覚になり、心身ともに疲れてしまいました。

休職の引き金の出来事が起こったのは約1年後

どんどん心が消耗していき、1年後、休職の引き金となったのは2つの理由からでした。

  • 唯一の味方だった上司の異動が決まる
  • 説明会の担当者としてのプレッシャー

まず上司についてですが、その職場で1つだけ救いだったのは、私の上司がすごくいい人で、いつも味方をしてくれる人だったこと。

しかし、家族の介護の都合で異動願を出していたので、上司の異動が決まってしまいました。

さらに、市主催の民間保育園などの説明会の開催が控えていて、私と後輩の子も説明する担当に当たっていたんです。

わたしは人前で話すことが極端に苦手、しかも説明に加えて質疑応答もしなければならない。

仕事できる後輩とわたしがやるなんて、明らかに公開処刑だと思ってしまいました。

唯一の味方の上司の異動によるショックと、明日開催される説明会のプレッシャーに押しつぶされて、何かがぷつんと切れたような感覚に。

「もう明日から仕事行かない。このまま失踪して死のう」という気持ちでいっぱい。

その時も0時近くまで残業をし、資料の準備をして帰りました。

あの時もみんな残業をしていて、私だけ先に帰ったときの周りの冷たい視線は、未だに忘れられません。

結局、命を絶つ勇気はありませんでしたが、その次の日から仕事に行けなくなったのです。

上司には、もうこの職場の仕事についていけないことを伝えました。

もちろん私は説明会の担当に当たっていたから、周りは騒然となります。

上司や同僚から「資料ちゃんとできてるし、もっと自信持って!フォローするから!」と励ましの言葉をもらったけど、もう私の心には響かず。

さらに同僚の先輩が直接迎えに来てくるほどだったのですが、実はその人こそ、私の心を苦しめていた人でした。

何度も電話とインターホンを鳴らされたけど、居留守を使って震えていたのをいまでも覚えています。

そして次の日、心療内科へ行き「いますぐ休職しないとダメだ」と言われて休職がスタートしました。

↓休職期間の過ごし方については以下の記事で詳しくお話しています↓

【公務員】休職中にしてはいけないこと、オススメする行動

2018年12月20日

休職の手続きをするまでの経緯、大事なこと

休職する場合は、診断書を職場に持っていくことになりますが、私はどうしても持っていくことができず、親戚を頼って代わりに届けてもらった経緯があります。

ものすごく情けないことだけど、どうしてもダメでした。

どうしても無理な場合は、人事課経由の方法もあります。

診断書の内容は

  • 診断書の有効期限は1か月
  • 本人から連絡しない限り、職場から一切連絡を取らないこと

ちなみに職場からの連絡を遮断したことが、メンタルを回復するポイントとなりました。

「仕事関係から思い切り離れて、ゆっくり静養することが回復への近道」と心療内科の先生から言われていたのです。

そのため、病院では職場からの連絡に関することをどうするか、というのもかなり重要になってきます。

かかりつけの先生と相談してみてくださいね。

なお、休職から復帰するまで半年かかり、途中で退職直前まで行ったこともありましたが、「次復帰してみてダメだったら辞めよう」と心に秘めて復帰しました。

↓休職してから復帰するまでの流れについては以下の記事で詳しくお話しています↓

休職から復帰するまで気になること

公務員を休職してから復帰するまでの流れや不安なこと【実体験】

2019年5月23日

私が2回目の休職をした理由

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私が2回目の休職をした理由は、組織が合わないことに気が付いたからでした。

当時の職場環境や、休職に至った経緯、その後をお話していきます。

2回目の休職の理由は、公務員という組織が合わない

2回目の休職の理由は、環境ではなくもっと大きなもの、「組織にいることが合わない」でした。

部署異動をして復帰した職場は、環境がかなり良好でしたし、心が病む要素は一切ないのでは?と思われるほどだったでしょう。

さらに、同じようにメンタルを病んで復帰した同僚が2人いたので、お互いの気持ちを理解し合えたというのもあり、仕事しやすい環境ではありました。

でも私が公務員でいることが辛い原因は、組織にいること=人とたくさん関わる環境だったのです。

大きな組織にいたら色んな人と関わって仕事しなければならないし、わたしは調整する仕事が極端に苦手。

個人で解決する仕事は意外と少なく、大体は誰かと関わりながら仕事をするため、人に気を遣いすぎて毎回消耗しました。

復帰した部署が社会教育系の仕事で、団体との関わりが多く、調整業務がメインだったというのもあり、「私はこれがどうしても苦手なんだ」と気が付いたんです。

それでも人に慣れるためにいろんな努力をしてみましたが、一向に良くならなかったので、本当に向いていなかったのでしょう。

4月の時点で年度末に退職しようと心に決めたのですが、限界がすでに来ていたようで、6月末に仕事に行けなくなり、一週間ほどの有給休暇を経て休職しました。

2回目の休職のタイミングでそのまま退職しました

2回目の休職のタイミングで、1か月後に上司に退職する旨を伝えました。

実は、休職直前に隣町に車を走らせて、一晩車の中で過ごすという奇行をしてしまい、「このままでは自分は本当に命を絶ってしまう」と思ったからです。

とにかく「死にたい」気持ちでいっぱいだったのですが、ふと我に返ったんですね。

「そもそもなぜ死にたくなるような環境に無理しているんだろう?」と。

そう思い始めてから今後についてじっくり考えた結果、「市役所にいる限りはどこに行っても同じことを繰り返すだろう」と思い、退職することを決意。

↓休職から退職までの流れは以下の記事で詳しくお話しています↓

休職から退職までの流れ

公務員を休職してから退職するまでの流れや不安なこと【実体験】

2019年6月3日

退職を決意してからは急に吹っ切れた気持ちになり、堂々と上司に退職する旨をお話し、納得してくれました。

休職する理由、経緯は人それぞれ

まとめ
  • 1回目の休職は仕事・職場環境がブラックで半年間休職
  • 休職から回復するのに最適な方法は、職場からの連絡を遮断すること
  • 2回目の休職は組織が合わないことに気が付き、休職1か月で退職を申し出た

以上、私が休職した経緯についてでした。

なお、休職する理由や経緯は人それぞれなので、私の経緯はあくまで参考としてください。

人によっては時間がかかることもあるし、早く回復する人もいます。

私の知り合いでも1、2か月で復帰した人もいたし、1年、2年かかった人もいるので、病院の先生と相談してあなたの状況に合わせてくださいね。

少しでも参考になったらうれしいです。

最後に、公務員の退職に関する記事をまとめているので、良かったら読んでみてくださいね。

公務員の退職記事まとめ

2019年8月21日

それではっ








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