こんにちは、元公務員のアヤトです( ´ ▽ ` )
いま働いているみなさん、自分がやっている仕事は自分に合っていますか?
もし合わないと思っているなら、合わない環境で仕事を続けるのってすっごく辛いんじゃないかなと思います。
私も前職の公務員時代は、人と調整しながら進める仕事、電話応対、接客が大の苦手の仕事ができない公務員でした。
公務員でいる限りは異動があってもそういう仕事はずっとついてまわるため、耐えきれず休職し、そのまま退職したんですよね。
でも、仕事ができないと思っているのはもしかしたら思い込みで、ただ単に仕事が合っていないのかも知れません。
私も自分の出来なさを責め続けていましたし、私には価値がない、消えたいと何度も思っていました。
休職をきっかけに思い切って退職を決意し、自分が苦手なことをできる限り避けた環境に変えたところ、かなり幸福度が上がって仕事に一生懸命打ち込めるようになったんです。
嫌なことから逃げるように見えるかも知れませんが、自分なりに努力した結果、公務員の仕事が合わないことがわかったので、思い切って環境を変えてみた次第でした。
仕事ができないと思い込んで悩んでいる方、もしかしたら環境を変えればそういう悩みが緩和されるかもしれません。
この記事では仕事ができなった公務員時代の経験と、環境を変えてみた結果どうなったかなど、実体験を交えながら書いています。
ぜひ読み進めてみてくださいね。
私は仕事ができない公務員でした
私は以下のようなことが大の苦手な、仕事ができない公務員でした。
- 人と調整しながら仕事をすすめるのが大の苦手
- 何年経っても電話恐怖症は治らない
- 普段は話せるのに仕事の話になると頭がパニックになって話せなくなる
1つずつ詳しくお話していきますね。(本当は、情けない自分を出すのが恥ずかしくて仕方がないのですが・・)
人と調整しながら仕事を進めるのが大の苦手
私は複数の人と一緒に調整しながら仕事を進めるのが大の苦手でした。
部署にもよりますが、公務員時代は基本的にたくさんの人と関わりながら仕事を進めていくようなことが多く、それがとっても苦痛だったんです。
「できれば一人で全部完結させたい・・・」とずっと思っていて、たまに一人でやる事務作業があるとすごく気楽でしたね。
公務員時代は講座やイベントなど事業系の仕事が多かったため、仕事を進めるのに一苦労です。
何年経っても電話恐怖症は治らない
1番嫌だったことが電話かもしれません。
電話が鳴るだけでドキッとしてしまい、電話を取って話す時も頭がパニックになり、緊張で汗をかいて声が震えてしまうんです。
そのため、相手が言っていることが頭に入ってこないことが多く、とにかく早く切りたい気持ちでいっぱいでした。
うまく会話ができないので、とにかく伝達がうまくできず相手に迷惑をかけることもありましたね・・。
内部のやり取りならなんとかなりますが、市民からの問い合わせの場合だと余計に緊張して言葉出てこないんです。
電話が鳴ったら出ることも辛かったし、こちらからかけることもすごく辛くて、電話をかけるタスクをよく後回しにしていました。
特に知らない人に初めてかけるときはしょっちゅうやっていて、後回しにすることで仕事が進まないんですよね。
でもどうしても辛くて避けていました。
きっと慣れていくだろうと思っていましたが、何年経っても治らず、電話で失敗するたびに「自分はなんでこんなに話せないんだ・・」と毎回落ち込んでいました。
一種のトラウマで、未だに電話が鳴るとすごく怖くて緊張してしまいます。
病院やどこかの事務所に行った時でも、電話がどこかで鳴るとすごく嫌で、その場から離れたくなるくらいですね。
普段は話せるのに仕事の話になると頭がパニックになって話せなくなる
電話のときと同じですが、基本的に説明が苦手です。
打ち合わせの時に自分が主体になって説明したり、交渉するのもダメでしたね。
ちなみに仕事外でのコミュニケーション能力はそれなりにある方で、目上の人からも親しまれやすい方でしたが、なぜか仕事の場面になると緊張して何も言えなくなります。
コミュ力高いように見えて実はコミュ障っていう厄介な性質で、かなり辛かったですね。
これも自分で努力すれば直るのかもしれませんが、限界がありました。
公務員の仕事がうまくいかないのは、努力が足りないからできないのでは?と自分を責めた
もちろん何も努力しなかったわけではありません。
まずはコミュニケーション能力を高めつつ知り合いが増えれば、仕事でいろんな部署の人とやり取りをするストレスが軽減されると思いました。
自分を変えるためにやったこと
- いろんなイベントのボランティアに参加
- 自己啓発セミナーに参加
- 職場の研究グループで自分で講座を企画
- 情報発信も積極的にやって自分のことを知ってもらうようにした
これらのことを試した結果、色んなことに取り組む姿勢は職場の人から褒められるようになりました。
知らない職員からも「アヤトさんって若いのにいろんなことチャレンジして偉いね」と言われることもあり、仕事外では割と評価されることが多かったように思います。
でも、残念ながら自分の仕事に活かすことができませんでした。
もともと要領が良くないので、いま考えると努力の方法が違っていたのかも知れませんね。
何年も同じような仕事しているから、場数を踏んでいけば慣れていくはずなのになんでできないんだろうって疑問だらけに。
そしてそもそもこういう仕事自体が向いてないのでは?と思うようになりました。
↓公務員を辞めたいと思ったときの記事もあります↓
公務員(組織)は向いていないことがわかった
苦手なことを続けるほど辛いものはない
公務員である限りは、自分が苦手なことをずっと続けなければなりません。
年数を重ねていけば慣れていくと思うようにしていましたが、年々ひどくなっていき耐えきれず結局休職してしまいました。
部署異動という形で復帰しましたが、結局組織なので共通の仕事は苦手なことは変わらず、仕事が楽しくなることはなくまた休職。
そのときに「やっぱり公務員の仕事、組織は向いていないんだ」と気が付き、合わない環境で働くことほど辛いものはないと思いました。
また、公務員は副業ができないので、他の仕事にお試しでチャレンジするということもできません。
隠れてやる方法もありますが、田舎なのでどこで誰が見ているかわかりませんからね・・。
そのため、私は公務員という組織そのものから離れることが1番の治療法だったんです。
苦手なことが極力少ない環境に転職し、ブログやWebライターにも挑戦
私がどうしても苦手なことは、
- 電話応対
- 複数の人と調整しながら進める仕事
- 接客がメイン
以上の3つだったので
- 少人数の職場
- 一人でできる仕事
- 接客対応が少ない
そこでまず考えたのがブログで収入を得ることで、このブログを始めました。
その後、あるブロガーさんの本を買ったことがきっかけでWeb制作の仕事に興味を持ち、今はその仕事をしています。
人数は私を含めて4人で、現在コーダーの業務を担当していて、基本的に人と関わることは少なく、一人で黙々と進めながらわからなかったら聞く感じですね。
クライアントとの調整などのディレクション業務となるとまた状況は変わっていきますが、私はデザイナーさんが仕上げたものを実装化していくのが仕事なので、人と関わることはあまりありません。
苦手なことが少ない環境なので、すごく精神的に気楽です。
仮に仕事が長引いても苦痛を感じないし、むしろもっとできるように頑張りたい!という気持ちになりました。
やりたいと思って始めた仕事なので、すっごくがんばれるものですよ。
まだ転職してから数ヶ月のため、仕事自体の評価はまだまだですが頑張りや姿勢は認めてくれています。
また、Webライターにも挑戦していて、初めてということもあり教わりながら進めている状況ですが、「飲み込みが早い」と言ってもらえました。
「やっと人に仕事を認められた」と思った瞬間です。
大げさな表現かもしれませんが、少しでも褒めてくれたことは自分にとって嬉しいものでした。
公務員だったらそんなこと一切なかったし、いつも仕事が遅くてダメダメでしたからね。
全く褒められなかったわけではないですが、仕事自体の評価はぶっちゃけ低かったのは間違いなく、仕事以外のことで褒められていた感じです。
苦手なことを無理して続けなくていい
何年経っても仕事が一人前にできるようになれないのは、もしかしたら苦手なことを無理して続けているからかも知れません。
根性がないからできないんだと思われることもありますが、苦手なことはどう頑張っても苦手だし、むしろ合わないことを続けてメンタルが駄目になって休職したので、そこまでして頑張らなくてもいいと思いました。
特に私のように同じような悩みを抱えている方は、本当に無理しないで休むか環境を変えるのも一つの手です。
誰でも苦手なことはありますし、我慢できる領域は人それぞれ。
あの人はできるから・・・と思っても、人それぞれ持っている能力は違います。
何年経ってもできない仕事なら、それはあなたに合っていない可能性が高いのではないでしょうか。
合わない環境で頑張り続けても、いつまでも成果は出ないので自分が苦しくなります。
私がそうでしたからね・・。
退職することってすごく勇気のあることと言う人もいますが、退職してみたらわりとあっさりで何てことないです。
「仕事辞めるなんて人生が終わることと同じくらいだ」くらいに思っていたけど、いざ退職することはそんなにすごいことじゃないですよ。
仕事は無限と言っていいほどあるので、辞めてもぶっちゃけ何とかなります。
もちろん、自分の貯金額との相談になりますが、自分の体調を崩す前に離れることも1つの手です。
自分を追い詰めるとどうしても視野が狭くなりがちになるのは、私もそうだったのですごくわかります。
でも、自分の働く環境は嫌なことを我慢することよりも、少しでも楽しい環境のほうが仕事もプライベートもたくさん楽しむことができると思うんです。
仕事が辛いと、休みの日が来ても結局仕事のことを考えてしまうんですよね。
仕事でつらい思いをしている方、どうか無理しないでください。
少しでも参考になったら嬉しいです。
それではっ
アヤトさん、こんにちは。
公務員辞めたい、などでネット検索したところアヤトさんのブログにたどりつきました。どの記事も興味深く拝見しています。
私は11年目の市役所職員です。(女性)
初年度から仕事の厳しさを痛感し、辞めたい気持ちが年々募っています。先週暴言をはく市民対応をした関係で、心療内科にかかりました。(大泣きで診察してもらいました)
まだ休職しようと思えず、薬の処方だけしてもらい、通勤しています。
しかしながら、原因不明の熱で今日休んでしまいました。風邪の症状もないのでおそらくストレスかと。
私もアヤトさんと一緒でどうもHSPの気質があるようなのです。電話窓口は大の苦手で、、恥ずかしながら説明が下手くそと市民に怒鳴られたこともあります。
以前は国保、今は税金ですが、どちらも厳しい市民対応が迫られる職場です。(今から役所に火をつけにいくと言われたこともあります)
いまの係は10人なんですが、ここ3年で4人が退職しました。メンタル退職や転職などです。
前置きが長くなったのですが、病気が悪化する前に異動したいのですが、窓口電話が苦手な職員でもつとまるような課って市役所にはないですよね、、?
異動希望の制度自体はありますので、何とか利用したいのですが。
長文となってしまい、申し訳ございません。
りんごさんこんばんは。
お返事大変遅くなりごめんなさい。
そしてブログお読みいただきありがとうございます。
その後いかがでしょうか。
お話聞く限り、かなりギリギリのところで無理されているのではと感じました。
原因不明の体調不良や涙が出ることが多くなっていて、薬飲んでまで頑張るくらいなら休職した方がいいのでは、と思います。
辛いのを押し殺して我慢する必要はないですよ。
異動希望制度の詳細がわからないので想像でお話しますが、例えば来年度の異動まで待つとなるとかなりしんどいのではないでしょうか。
それなら先に休職されて心身をしっかり休めて体調を整えてから復帰のタイミングで異動する方法もあると思います。
私の経験ですと、異動するべきのような旨の診断書を書いてもらい、それを提出して異動しました。
おそらく、診断書を添えるのが一番効力が強い方法だと思います。(この対応は心療内科によるかもしれません)
窓口のない部署はありますが、電話対応はどうしてもついて回りますので、例えば市民対応が少なく内部のやり取りがメインの部署を希望されてみてはどうでしょうか。
りんごさんが勤務されている市役所の組織体制がわからないため、この部署という風にはお伝えすることは難しいですが、市民対応が少ない部署はたくさんあると思います。
それか、出張所みたいなところはあればそちらもおすすめです。
窓口電話はありますが、だいたいその地域の人しか来ないというのもあってお客さんが比較的少ないのと、割と温厚な人が多いので変な人はそんなに来ない傾向があるからです。
ただ、りんごさんのお住まいのところは同じ状況なのかどうかは事前にリサーチはしておいたほうがいいと思います。
わたしも窓口電話対応が大の苦手で、対応が終わった後にどうしてうまくできないんだろうと何度も自分を責めました。
りんごさんもとても真面目な方だと思いますので、なおさらお辛い気持ちでいるのだろうとお察しします。
市役所はたくさん部署があるため、自分に適した環境を見つけられる可能性は十分にあると思います。
しっかり休むことも健康に働くためには大事なことです。
少しでも参考になったら幸いです。
アヤトより