こんばんは、6年半勤めた市役所を退職した、元公務員のアヤトです。
精神的に辛くて公務員を辞めたいと考えている方はけっこういるのではないでしょうか。
でも退職となるといろんな不安があると思います。
例えば、退職のタイミングは決まっているからそれまで我慢しなければならないと思っていませんか?
私も最初そう思っていましたが、ぶっちゃけ退職は割といつでもできます。
辛いとどうしても「こうしなければならない」と思ってしまうんですよね。
私自身もそうだったので気持ちはわかるのですが、自分を追い込まない形で対処できる方法はあるんですよ。
すぐに退職を決断しなくても一度休職する手もありますし、何よりも休むことを第一に考えた方がいいです。
この記事では、退職のタイミングに関すること、手続きは複雑なのか、休職のことなど、私の実体験も交えながらお話ししていきます。
少しでも参考になればと思いますので、ぜひ読み進めてみてくださいね。
公務員を辞めたいけど、退職のタイミングがわからないという不安
公務員の退職の申し出のタイミングは自分で決められる ※自治体による
自治体によりますが、退職の申し出のタイミングは基本的にあってないようなものです。
退職の申し出のタイミングは半年前、3か月前、1か月前などなんとなく目安みたいなものはありますが、私が住んでいる自治体だと明確な決まりは明記されていません。
一番多いのはもちろん3月末で、6月や12月などボーナスが支給された後のタイミングが次に多いですが、基本的に任意の日付で退職することができ、実際の事例で月の中途で辞めている人もいました。
中途半端なタイミングで退職する人は、だいたい精神的理由などで休職していたとか異例パターンになりますが、最近はけっこう増えてきましたね。
もちろんそれが当たり前というわけではなく、退職の申し出は早いに越したことはありません。
ただ、どうしても辛いなら退職するタイミングは自分で決めてもいいと思います。
公務員の退職手続きは複雑ではない
めちゃくちゃ簡単です。
私が退職する時も書類にサインするだけとかの簡素な手続きで済みました。
定年退職になると変わってくるかもしれませんが、自己都合退職の私の場合は以下のような手続きでした。
- 保険関係の脱退手続き(加入している場合)
- 福利厚生会の脱退手続き&お見舞金の受け取り方法について
- 国民健康保険、任意継続保険のどちらに加入するかの確認
- 退職手当関係の各種確認と振込口座の確認
- 退職辞令交付式までに返却してほしいものの確認
退職辞令公式の日程は後日連絡します〜って感じで、5分程度であっという間に終了。
ちなみに勤続6年半くらいで退職手当は70万円ほどで、元々積み立てていたものと合わせると100万円くらいになりましたね。
公務員は雇用保険に加入していないため、退職金が失業手当の代わり=退職手当になります。
そのため、退職後にどーんと丸々出て終わりなんですよね。
公務員は正直いつでも辞められる
公務員は外部に対しては比較的に厳格に対応しますが、意外と内部手続きはゆるいです。
突然来なくなった職員に対しても「辞めてもいいからとりあえず書類に印鑑だけ押してくれ」みたいな感じで、正直書類さえあれば良くて、日付を遡ればなんとかなるって感じ。
私の自治体がそういう風潮なのかもしれませんけどね。
もちろん、退職したい時は早めに上司に申し出て、引き継ぎして辞めることが望ましいですが、精神的理由などで休職していたりするとそうもいかないこともあります。
私自身も精神的理由で休職して1か月後に退職を申し出て、有給消化を経て2か月後に退職しました。
これは2度目の休職のタイミングで、一回目の休職の時も退職の申し出をしたことがあります。
そのときなんて来月退職しますって言いましたし、私もけっこうハチャメチャでしたが、それでも私の気持ちを尊重してくれて、特に何も言われず淡々と進めてくれました。
そのときは一度踏みとどまり、次ダメだったら退職すると決めて部署異動という形で復帰したんですよね。
この時思ったのは、退職することなんてそんなに気にしてないということ。
言ってくるのは一部の人間だけで、特に人事系の部署の人達は淡々としています。
もちろん、上司から引き止めは少しありましたが、理由をちゃんと説明したら納得してくれました。
組織なので人が1人いなくなっても仕事はふつうに回るし、その人がいないと仕事が回らないなんてことは基本ないです。
もし精神的に辛くて退職を考えているなら、そのあたりはそんなに気にしなくてもいいと思います。
人に迷惑をかけることを気にしてしまうと思いますが、まずは自分を大切にすることを1番に考えてくださいね。
公務員が精神的に辛くて退職したいなら、まず休職するのも1つの手
退職は正直いつでもできるので、どうしても辛いなら一度休職するor部署異動を訴える方法があります。
頑張り過ぎな人は、辛くても我慢しなければと思いがちですが、我慢していたらうつ病になりますよ。
私自身も辛いのを堪えて我慢してきた末、精神的に病んでしまい働けなくなりました。
一度心を病むとしばらく引きずりますし、私も未だに数年前の嫌な記憶を思い出すことがあります。
私は休職して部署異動を希望し復帰しましたが、結局組織が合わないことに気が付き退職しました。
私のようなパターンもありますが、部署異動したら元気になって働いている人もいますし、今いる部署が全てではないですよ。
何度も言いますが退職はいつでもできますので、まずはダメになる前に一回休んでください。
↓休職に関することは以下の記事でも書いています↓
休職から退職までの流れをまとめた記事もお読みください!
働くことが人生の全てではない
人生の中で仕事が全てではないです。
その仕事が大好きで、没頭できるのなら素晴らしいことだと思います。
でも、嫌な環境の中、自分の身を削って一生懸命働くことは一ミリもいいと思いません。
必ず身体を壊すときが来るので、もう少しワガママに生きてもいいと思うんですよね。
なぜなら、辛くても自分の身を守れるのは自分しかいないからです。
それに、多少職場に迷惑をかけても相手はそんなに覚えていないですよ。
1か月もしたらそんなこともあったなくらいで、根に持つ人なんてほとんどいません。
まずは自分が辛いと思ったら休むことを第一に考えましょう。
少しでも参考になったらうれしいです。
それではっ