こんばんは、2度の休職を経て退職した元公務員のアヤトです。
現在休職していて、なかなか復帰できなくて焦っているあなたのためにこの記事を書きました。
休職中って「いつ復帰できるのかな」「早く復帰できるようにしなきゃ」とか、1日に1回は考えると思うんです。
私も休職していたときは、「1か月で頑張って治そう」と思っていたんですよね。
というか、すぐに復帰できると思っていました。
ところが不思議なことに、全く良くならないんですよね。
家ではそこそこ元気なときもあるから、このまま仕事に行けるんじゃないか?って思うのに、仕事のことを考え始めるとどんどんダメになる。
仕事に関係するものを見るだけで、気分が悪くなる。
きっとあなたも同じような経験をされているのではないかと思います。
そんなことをふと思い出して、以下のツイートをしました。
公務員を休職していた時、1か月ですぐ治ると思ってた。
でも良くならなくて、むしろ悪化する一方。
そんな時、心療内科の先生から
早い人で3か月で、だいたい半年から1年、それ以上かかる
と言われました。
心の病気は目に見えないけど、深刻さを実感。
焦らずゆっくり休むことに専念するのが大事。— アヤト@元公務員→Web制作×ブロガー×ライター (@Web00073775) 2019年6月18日
心の病気はすぐに完治しません。
これはお医者さんから実際に言われたことで、長い目で付き合っていきましょう、とのこと。
だからあなたが復帰できないのは、あなたがダメだからとか、全くそういうことではないので安心してください。
私も5か月休みましたし、休職経験のある同僚は、1年近く休んでいたりもしましたから、なんもおかしいことじゃないです。
そこで今回の記事では、休職してすぐに復帰できないのは当たり前であるということについて、書いていきます。
休職してすぐに復帰は、難しくて当たり前
休職してすぐに復帰は難しくて当たり前な理由は3つあります。
- 今まで頑張り過ぎた分の重みがどっと押し寄せるから
- 医者も「すぐに完治は難しい」と言っている
- 焦りが余計に体調を悪化させるから
一番説得力があるのは、医者が言っていることかと思います。
では、ひとつずつ説明していきますね。
今まで頑張り過ぎた分の重みがどっと押し寄せるから
あなたは頑張りすぎてしまったのです。
辛いことを押し殺して、耐えすぎた分の重みは想像以上に重たいんですよね。
その反動で、身体が無意識に「しっかり休んで!!!!」というサインを送っているから、すぐに治りにくいのです。
私自身も、いま思えば毎日朝仕事に行くのが辛くて、朝起きたら「このまま死んでたら良かったのに」って何度も思ってたし、仕事中も辛くて涙が出ることもありました。
仕事に行きたくないのはみんなが思うことかもしれないけど、本当にやばくなると突然涙が出たり、出勤前に吐き気が来たり、変な体調不良が毎日起こるのです。
それを押し殺していた結果、人事異動と私が担当していた会議の本番前日のタイミングで、ぷつんと何かの糸が切れた感覚になり、仕事に行けなくなりました。
ずっと我慢していた重みは想像以上に深刻で、1か月、2ヶ月で復帰なんて到底ムリだったので、あなたも焦らなくてぜんぜん大丈夫ですよ。
医者も「すぐに完治は難しい」と言っている
医者から心の病気はすぐに完治できないと言われました。
お医者さんが言うのだから、すぐに治らなくて当然なのです。
最低でも休養に3か月は必要で、だいたい半年から1年間が目安とのこと。
私自身も1か月休めば大丈夫だろうと思っていたけど、どんどん悪化して先生にどうして良くならないのか聞いたんですよね。
その時に心の病気を治すのには時間がかかると言われ、「私ってそんなに重たかったのか・・」と初めて自分の症状の重たさに気が付いたんです。
だからすぐに復帰できなくてもぜんぜんおかしいことじゃないですよ。
焦りが余計に体調を悪化させるから
休職中ってどうしても「早く治さなきゃ」「職場に迷惑がかかってる」と焦るんですよね。
そう考えれば考えるほど、どんどん症状は重たくなっていきます。
焦る気持ちはすっごくわかるのですが、これは自分を追い込むだけなんです。
私も休職して2,3か月はそんな風に焦っていたのですが、見事に体調が最悪でした。
そんな時に、心療内科の先生が「あなたは復帰を焦っているから良くならないんだよ。もう少しゆっくり休もう」と言われ
診断書の有効期間を通常1か月のところ、2か月に延長してくれたんですよね。
それで少し緊張感がなくなり、少しずつ外に出るようになって回復していきました。
焦りの気持ちは、悪い方向にしか行きません。
心苦しいかもしれないけど、仕事のことは一旦諦めて、休むことに専念するようにしてみましょう。
私は公務員を休職して復帰するまで半年かかりました
私が休職から復帰するまでは半年かかりました。
少しずつ回復していったのは、休職から4か月過ぎたあたりからです。
どんな風に良くなっていたかについて、体験談をお話したいと思います。
公務員を休職して3か月間くらいは何もする気力が起きなかった
休職して3か月くらいは何もする気力が起きなくて、しばらく引きこもっていました。
でもずっと家にいるとだんだん心が荒んでくるので、1日1回は軽く散歩しようと決めていたのですが、1回ですらものすごく辛かった。
しかも、朝まで眠れない日が続いたので、「今日も眠れないのかな、いつになったらきちんと寝られるんだろう」と考えていましたね。
ただ、ひとつ救われていたのは唯一理解を示してくれた親戚の存在です。
一人暮らしだったので、親戚が心配してしょっちゅう来てくれたんですね。
だから精神的に追い詰められて「死にたい」という気持ちがわいてきても、何とか行動に移さずに済みました。
公務員を休職して4か月過ぎたあたりで、ようやく運動を始めて少しずつ回復
私が少しずつ回復していったのは、休職して4か月過ぎたあたりです。
この時に少しずつ友達にも会えるようになったんですよ。
回復していったきっかけは、「有酸素運動」と「筋トレ」でした。
心療内科の先生からも運動がいちばんうつ症状に効くと言われていたのは知っていましたが、どうもそんな気が起きなかったんですよね。
でも、知り合いが私の状況を見て心配し、一緒にやろうと誘ってくれたのです。(夜仕事していたので日中は空いてるから)
それから週に2,3回、トレーニングセンターのジムに通い始めてからかなり調子も回復していきました。
筋トレを始めたと同じくらいにTestosteroneさんの
「筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法 マッチョ社長が教える究極の悩み解決法 」
に出会い、この本の言葉にも支えられました。
もし良かったら読んでみてください!
わたしは周りの人にすごく助けられて少しずつ回復していったんだなーと、ありがたく感じています。
有酸素運動と筋トレをきっかけに少しずつ回復して、半年後にようやく復帰することができました。
↓休職中に眠れなくて困っている、有酸素運動、筋トレの効果の詳細↓
↓公務員を休職して復帰するまでの方法↓
症状が重たい人は、1年〜2年くらい休んでいる
私は半年で回復していきましたが、休職していた同僚や同期で1年近くお休みしている人もいました。
また、休職期間は3年がリミットなので、3年経過してそのまま退職している方もいたし、本当に人それぞれです。
休職期間が長いとか短いとかは関係なくて、周りの環境などでも変わってくることもあります。
だから私が半年休職したのもあくまで一例なので、そんなに気にしないでくださいね。
自分のペースでぜんぜん大丈夫です。
休職中は、一旦仕事のことは諦めよう
これが一番言いたい。休職中は、一旦仕事のことは諦めましょう!
私は休職して思ったのは、仕事から完全に離れないと、体調が思うようにうまく回復しないってことでした。
私も早く復帰しないとという気持ちでいっぱいでしたが、無理して戻っても、またダメになって再休職するのが目に見えてたんですね。
何度も言いますが、心の病気はすぐに完治しません。
復帰した後でも、メンタルの波はやってくるくらいですから。
だから一旦仕事のことは諦めてください。
無理して復帰して、また体調を崩してしまったら、職場にもっと心配かけさせてしまいます。
「働きたい!」と自信持って言えるようになったら、復帰する。それでいいのです。
ゆっくり身体休めて、バリバリ働けるようになって恩返しをした方がずっといいですよ。
長い人生、少しくらい休んでいたって、あなたの人生が終わることはありません。
焦らずゆっくりいきましょうね。
少しでもあなたの心が軽くなったらうれしいです。
それではっ
とても参考になります。
どうしても、休職して、家でぼーっとしていると、仕事のこと、考えちゃうんですよね…
ちゃんと業務、進んでるのかな…私がいないことで、みんな迷惑してるんでないか…って、考えてると、余計に落ちこんじゃうんですよね。
先日、親に休職してること、バレて早く復帰しなさいって煽られるし… もう、どうしたらいいのか…
そんな時、先生にも同じく、仕事の事は、一旦、忘れましょう! ゆっくり休んで、気持ちが落ちついて、心に余裕が出来てからですね!って言われてきました。
今は、とにかく誰にも会いたくないし、そっとしておいてほしい気持ちです。
cherry blossom さま
コメントありがとうございます!
そうなんですよね、お気持ち、痛いほどわかりますよ。
でも、1人で仕事をしていわけでなく、市役所は組織なので、人1人いなくても回ってしまうんです。
だれも恨んだりなんてしないし、むしろ心配されているくらいでした。
だからしっかり休んで、元気な顔を見せるのが今の恩返しなのだと思いますよ。
親のことはわたしも似たような経験をしたのですが、そういう時は距離を置くのが一番で、私もそうしていました。
まずはゆっくり身体を休めることが大事なので、自分が安らげる環境を作りつつ、休養に専念しましょう!