【ふるさと納税も活用】保護犬の殺処分を減らそう!ピースワンコジャパンとは?

誰もが一度はペットを飼ってみたいと考えたことがあるのではないでしょうか。

犬や猫などの動物には、ストレスの緩和や疲労の軽減などの高い癒し効果があると科学的に証明されています。

犬の場合、災害救助犬として活躍している事例もあり、人間にとって癒しだけでなく時には命を救ってくれる存在でもあるのです。

しかしペットは「かわいいから」という理由だけでは飼うことはできません。

ふだんのしつけはもちろん、人間と同じように病気にかかるので、たくさんのお世話が必要になります。

安易な理由でペットを飼い、「面倒を見切れなくなったから」という身勝手な理由で捨ててしまう飼い主が存在するのです。

そんな捨て犬たちが行き着く先は動物愛護センターで、毎年何万頭もの犬が殺処分されています。

しかしそんな悲惨な状況を変えるべく、日本では前例のなかった殺処分ゼロを実現したプロジェクトがあるのをご存じでしょうか。

今回は、日本の犬や猫の殺処分の現状と、ピースワンコ・ジャパンについて紹介します。

日本の犬や猫の殺処分の現状は?38,000頭以上の命が奪われている

2018年の環境省の発表によると、日本では38,000頭以上の犬・猫が殺処分されており、深刻な社会問題となっています。

過去30年以上の殺処分率のデータ推移では年々低下傾向にありますが、ほかの先進諸国と比べるといまだに高い水準にあるのです。

殺処分ゼロに向けた取り組みは各国でさまざまで、たとえばドイツでは犬税の導入や、保護施設での殺処分を原則禁止にしています。

アメリカでは避妊・去勢による繁殖抑制に取り組んでいますが、逆にノルウェーでは飼い主の責任を重視して避妊・去勢を推奨していないケースもあり、国によって対応が大きく違うのです。

殺処分の方法は、日本はガス室で行うケースが多いのに対し、欧米諸国では注射による安楽死が主流となっています。

いまも多くの犬・猫が殺処分を待っている状況です。

この現状は安易にペットを飼い、安易に手放す人が多いことが原因のひとつといえます。

飼い主の意識が変わらなければこの状況は変わらないでしょう。

広島県で犬の「殺処分ゼロ」を実現するための活動「ピースワンコ・ジャパン」

ピースワンコ・ジャパンの活動とは?

広島の認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(代表:大西健丞)が運営する「ピースワンコ・ジャパン」は犬の保護・譲渡活動を主軸に活動しているプロジェクトです。

犬・猫の殺処分数が全国ワースト1位になった広島県で、人間の身勝手によって生み出される犬の殺処分をなくすためにこの活動が始まりました。

主な取り組みは、以下の3つです。

主な取り組み

  • 広島で殺処分対象となったすべての犬の引き取り
  • ワクチンや去勢手術などの健康管理と、ドッグトレーナーによるしつけをシェルターで実施
  • 全国8カ所にある譲渡センターで里親さんを探す譲渡活動

そして災害救助犬やセラピー犬などの育成にも取り組んでいます。

災害救助犬としての大きな話題を呼んだのは、ピースワンコ・ジャパンの活動のきっかけにもなった「夢之丞(ゆめのすけ)」です。

夢之丞はもともと動物愛護センターで殺処分寸前だった野良犬。

ガス室が満杯になり殺処分が延期されたところを、偶然ピースウィンズ・ジャパンのスタッフに引き取られました。

そして訓練を受けたのち多くの命を救う災害救助犬となったのです。

現場での懸命な活動ぶりが話題となり、20154月には日本動物愛護協会から「功労動物賞」を贈られました。

「一度人に捨てられた命が人の命を救う」という目標が実現されたのです。

日本では前例のないチャレンジでしたが、懸命な努力を重ねた結果、犬の殺処分数ゼロを実現しました。

2020年時点で4年継続しており、この記録を止めないよういまも活動に励んでいます。

↓ピースワンコ・ジャパンの詳細を見てみる↓

https://peace-wanko.jp/

ピースワンコ・ジャパンで里親を募集している保護犬

ピースワンコ・ジャパンでは、里親さんを募集している保護犬をホームページで公開しています。

年齢や性別などの基本情報はもちろん、性格や好きなものなどの情報を細かく公開。

向いている家族についても書かれているので、家庭環境に合わせて探せます。

一頭一頭の情報が詳細に記載されていることから、トレーナーによる管理と愛情が行き届いていることが感じられるでしょう。

保護犬たちのムービーも随時公開されており、より身近に感じられるように工夫されているのもポイントです。

ホームページやSNSなどでこの取り組みの認知度が高まり、これまで2,200頭以上の犬が新しい家族またはもとの家族のところへ巣立っていきました。

最近では新型コロナウイルスの影響で譲渡会開催が難しいため、毎月オンライン譲渡会を配信し、保護犬の魅力を伝えています。

↓ピースワンコ・ジャパンの保護犬を探してみる↓

https://jinsekiadmin.wixsite.com/peacewanko

税制優遇あり!ふるさと納税を活用して支援もできます

何万頭もの尊い命が奪われているこの現状を知って、何かできる支援はないかと考えた人もいるのではないでしょうか。

悲しい運命をたどる犬を少しでも減らすためにできる支援として、ふるさと納税(寄付)をする方法があります。

ふるさと納税すると税制優遇(税額控除)を受けられるので、寄付者側にとっても大きなメリットとなるでしょう。

2020年は新型コロナウイルスの流行で譲渡活動に深刻な影響が出ており、新しい家族のもとへ行けずシェルターに留まる犬がたくさんいるのです。

また家にいる時間が長くなったことにより、癒やしを求めてペットを飼う家庭が増えた一方で、飼育放棄してしまうケースも増えており、より一層深刻化しています。

その数が増えれば増えるほど飼育費用や医療費などの運営コストがかかるため、この状態が長引けば運営の継続が難しくなることも考えられるでしょう。

寄付で運営を支える助けになり、多くの命を救えることにもつながりますので、ぜひ支援を検討してみてはどうでしょうか。

↓殺処分から犬の命を守るために支援してみる↓

https://www.furusato-tax.jp/gcf/1012

殺処分の現状を変えるためにできる支援を!

日本では未だに多くの人が安易な考えで犬や猫を飼い、身勝手な理由で捨てている現状があります。

そしてドリームボックスと呼ばれる殺処分機をほぼ毎日稼働させており、毎年何万頭もの命を奪っているのです。

この現状を変えるべく、ピースワンコ・ジャパンでは殺処分対象の犬を引き取っていますが、飼い主の意識が変わらなければ引き取る犬は減らないでしょう。

1人でも多くの人がこの現状を知り、意識を変えていく必要があります。

ペットを飼っている人もそうでない人もできる支援として寄付という方法もあるので、活動の支援を考えてみませんか。

↓ピースワンコ・ジャパンの詳細を見てみる↓

https://peace-wanko.jp/








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