三輪芳弘(興和株式会社社長)はどんな人物?経歴・実績・評判・自宅を徹底調査!

三輪芳弘(みわ・よしひろ)さんは、グループの総売上が4,000億円を超える、日本有数の複合企業・興和株式会社の5代目となる社長です。

「興和株式会社」という社名では、いまいちピンと来ない方が多いかも知れませんね。

有名な商品である「キャベジン」「バンテリン」「ウナコーワ」「ホッカイロ」「三次元マスク」なら、ピンとくるのではないでしょうか?

これらのおなじみの商品を発売しているのが、興和株式会社です。

また最近では、新型コロナウイルスでのマスク不足解消にも貢献したことでも注目を集めており、今後の活動にも目が話せない人物です。

そんな数多くのヒット商品を開発している興和株式会社の社長を務める三輪芳弘さんについて、プロフィールや経歴、実績、高級住宅街にある自宅などを調査してまとめました。

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三輪芳弘さんがどのような人物なのか、少しでも参考になれば幸いです。ぜひ読み進めてみてください。

三輪芳弘の概要(プロフィール・経歴・生い立ち・家族)

三輪芳弘さんは、2019年に創業125周年を迎えた老舗企業、興和株式会社の代表取締役社長を務める人物です。

三輪芳弘さんの詳細プロフィールや経歴についてまとめました。

プロフィール

出典:社長メッセージ|興和株式会社

名前三輪芳弘(みわ・よしひろ)
生年月日1955年10月30日
国籍日本
出身地愛知県名古屋市千種区
居住地東京都大田区田園調布
最終学歴慶応義塾大学大学院商学研究科卒業
家族構成妻・息子・娘

経歴

三輪芳弘さんの興和株式会社入社から現在までの経歴を紹介します。

1980年興和株式会社に入社
1988年興和紡績株式会社の取締役に就任
1989年興和株式会社の常務に就任
興和新薬株式会社の副社長に就任(2019年に興和に吸収合併)
1991年興和株式会社の専務に就任
興和紡績株式会社の専務に就任
1993年興和株式会社の副社長に就任
興和紡績株式会社の副社長に就任
1995年興和株式会社の社長に就任
興和紡績株式会社の社長に就任
興和新薬株式会社の社長に就任(2019年に興和に吸収合併)
2016年日本一般用医薬品連合会の会長に就任
在名古屋タイ王国名誉総領事に就任
2019年日本セルフケア推進協議会(JSPA)の代表理事に就任

生い立ち・人物像

三輪芳弘さんは愛知県名古屋市の出身で、三人兄弟(弟・妹)の長男として誕生しました。

父親は興和株式会社の前社長・三輪隆康さん、母親は株式会社エルメカニクスの社長を兄に持つ広瀬純子さんです。弟の三輪晃裕さんは現在、興和株式会社の役員を務めています。

高校卒業後は義塾大学に入学し、その後は義塾大学大学院へ進学し卒業しました。現在では慶應OBの有名企業代表が名を連ねる慶應義塾評議員会の評議員にも就任しています。

現在は興和株式会社および興和紡株式会社の社長を務める傍ら、日本セルフケア推進協議会の代表理事や在名古屋タイ王国名誉総領事に就任しており、健康関連事業や名古屋を中心にさまざまな活動に取り組んでいます。

三輪芳弘さんの経営スタイルはトップダウン方式。三輪芳弘さんの舵取り次第で会社が成功するかどうか決まると言っても過言ではありません。

しかし社長に就任して25年経ってもなお年々売上を伸ばし成長を続けていることから、失敗を恐れず優れた決断と行動力、柔軟性を持ち合わせた人物であることがわかります。

「常に時代の変化をとらえ、これまでの常識にとらわれない価値を創造する」という思いのもと、新規事業にも積極的にチャレンジしている人物です。

家族構成と三輪一族について

三輪芳弘さんには奥様と息子さん、娘さんがいます。

調査した結果、長男は興和オプトロニクス株式会社の社長を務めていると思われます。

三輪芳弘さんは2022年現在も現役で社長を務めていますが、ゆくゆくは息子さんが興和株式会社を継ぐのではないかといった憶測もあるようですね。

また三輪芳弘さんの親族は、興和株式会社の社長や役員を代々務めてきた「興和の三輪一族」として有名です。

以下の家系図のとおり、三輪家に産まれたほとんどの親族が興和株式会社や関連会社に携わっていたり、株を所有していたりしたことがわかります。

三輪一族の家系
【三輪常次郎(三輪芳弘の祖父|服部商店を再建し現在の興和株式会社を創立)】
妻:大野千代子
├ 長男:三輪定治
├ 二男:三輪晴久
├ 三男:三輪隆康(興和株式会社前社長)
├ 四男:三輪緑四郎(興和地所前社長)
├ 五男:三輪文男(興和新薬元取締役)
├ 長女:名前不明
└ 二女:三輪智子
【三輪隆康(三輪芳弘の父|興和前社長)】
妻:広瀬純子
├ 長男:三輪芳弘(興和株式会社現社長)
├ 二男:三輪晃裕(興和株式会社役員)
└ 長女:三輪泰子【三輪芳弘(興和現社長)】
妻:三輪恵子
├ 長男:三輪尚巨(興和オプトロニクス現社長)
└ 長女:三輪有香

三輪芳弘のSNSアカウント

三輪芳弘のSNSアカウントは以下の3つです。TwitterやInstagramなどは見つかりませんでした。

三輪芳弘の年収や総資産

三輪芳弘さんの年収や総資産は公開されていないため不明です。しかし日本経済新聞の情報によると、2022年時点で興和株式会社はグループ全体で売上高4億1,166万円を超え、5億2,249万円の総資産があります。

またIR BANKの情報では、2018年3月期の取締役22人に対する報酬総額は5億8,100万円、役員報酬だけでも年収は約3,000万円であると推測されます。

IR BANKの情報によると2021年9月時点の三輪芳弘さんの所有株式数は560,000株。田園調布の自宅や興和株式会社の株式の1.83%保有していることが明らかになっています。

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さらに自社以外にも株を所有している可能性もあり、総資産額は数億円を超えていると考えられます。

田園調布の高級住宅街にある自宅がすごい!

三輪芳弘さんの自宅は、東京都大田区田園調布の高級住宅街にあります。

田園調布は政治家をはじめ、芸能人や経営者など著名な人物が多く住んでいるエリアです。

なかでも田園調布の3丁目〜4丁目が郡を抜いた高級エリアとされており、三輪芳弘さんの自宅はそのエリアにあるようです。

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先ほどもお伝えしたとおり年収や総資産は公開されていないものの、やはり莫大な資産を持っていることは間違いないでしょう。

三輪芳弘・興和株式会社の実績

三輪芳弘さんが社長に就任して25年の間に積み上げてきた実績をまとめました。

地球環境に配慮した新規事業への参入

2011年に業務用LED照明機器に参入、2013年にメガソーラー事業に参入など、時代の変化をとらえた事業に積極的に取り組んでいます。

LEDは消費電力を抑えることによってCO2を削減し、環境への負担を軽減できることが期待されている照明機器です。

メガソーラーは1MW以上の出力を持つ太陽光発電システムのことで、火力発電に比べて発電の際の二酸化炭素の排出が少ないのが特徴です。

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これらの事業参入から、CO2の排出が少ない社会の実現にも貢献していることがわかりますね。

ミノムシの糸を様々な製品に活用できる技術開発

2018年に農業・食品産業技術総合研究機構と共同で、ミノムシから効率的に糸を採取する技術を開発したことを発表しました。

ミノムシの糸は軽いのに強度が高く、蚕と比較すると一匹から採取できる糸の量が多いのが特徴です。

さらにミノムシの糸はタンパク質でできているため生分解性があり、廃棄時に環境負荷がかからない素材としても注目を集めています。

この特性を活用し、自動車や飛行機の部品に使われる繊維強化プラスチックとして実用化していく方針で量産化に向けた研究を進めています。

三輪芳弘さんは防弾チョッキや電子部品など、あらゆるものに使える新素材にしたいという思いを持っているようです。

高脂血症治療薬の新薬「パルモディア」を発売!グローバル展開を目指す

2017年に承認を取得した高脂血症治療剤「パルモディア錠 0.1mg(一般名:ペマフィブラート)」を、2018年に日本で販売をスタートさせました。

パルモディアは脂質異常症を改善し、動脈硬化の予防が期待できる薬で、高脂血症の治療に用いるものです。

従来のフィブラート系薬剤と比べると、副作用がほとんど発生しないという優れた安全性が確認されています。

なおパルモディアの開発に15年、総開発費用に1千億円弱かかったそうです。

現在は海外では承認されていませんが、米国をはじめとする24か国、1万人規模の治験者により臨床試験がおこなわれており、世界展開を目指しています。

日本セルフケア推進協会での活動

日本セルフケア推進協会では、国民の健康寿命延伸や疾病予防対策への貢献活動に取り組んでいます。

代表理事である三輪芳弘さんは、医薬品メーカー単一の業界ではなく、セルフケアに関わる事業者や関連団体の意見を積極的に取り入れ、協議会のさらなる発展に寄与したいと語っています。

またセルフケアには多くの業種が関わっているため、自分のところの団体さえよければいいという考えでは変化が著しい現代で生き残っていくことは難しいことも指摘。

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今後の活動にも注目したいですね。

新型コロナウイルス対策関連の取り組み

2020年以降は新型コロナウイルスの流行により、さまざまな問題に直面していた中、興和株式会社ではマスク不足の解消や新薬の開発などに尽力しました。

マスクの配布

アベノマスクの写真

興和株式会社では、新型コロナウイルスが流行する前からマスク製造業を担っていました。コロナ禍の現在も「三次元マスク」「ガーゼマスク」「コットンマスク」といったマスク生産を手がけています。

深刻なマスク不足の際には、国内外の工場をフル稼働させて使い捨て不織布マスクの生産量を月5,000万枚増産

さらにマスク不足解消を目的に政府が実施した洗って使える「アベノマスク」の生産にも協力するなど、マスク不足の解消に貢献しました。

PCR検査事業に参入

2021年1月には新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査事業に参入しました。

静岡県の富士事業所内に富士検査センターに新設し、企業や自治体などの公的機関を対象にPRC検査サービスを提供しています。

新型コロナウイルス感染症治療薬の研究開発

新型コロナウイルスをはじめとする感染症治療薬の研究開発に向けて学校法人北里研究所と共同研究契約を結び、新たな感染症治療薬の創製を目指しています。

感染症治療薬とは、テレビでも話題になっている抗寄生虫薬「イベルメクチン」です。2022年現在は、第3相臨床試験をおこなっています。

2022年3月7日の化学工業日報によると、新型コロナウイルス感染症治療薬実用化支援事業の対象として、新たに興和株式会社を選んだと厚労省が発表したそうです。

興和株式会社は、イベルメクチンはオミクロン株への抗ウイルス効果を確認したと発表しています。

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今後の新型コロナウイルス感染症治療への貢献が期待されていますね!

三輪芳弘のリアルな評判・口コミ

三輪芳弘さん個人へのネット上の口コミはあまり見つかりませんでした。

三輪一族の一人であるものの、親の七光りとは言わせないほどの幅広い分野での実績を持ち、今も会社は成長を続けています。

まだまだ現役でさまざまな活動に尽力しており、時代の流れを読みながらチャレンジしていく姿勢は高い評価を得ていると言えるでしょう。

興和株式会社の概要

興和株式会社のホームページの画像

出典:興和株式会社

愛知県名古屋市に本社を置く興和株式会社は、繊維・機械・建材などの輸出入や三国間貿易をおこなう商社機能と、医薬品・医療用機器・ビジョンユニット・省エネ・創エネ関連製品などのメーカー機能をあわせ持った企業です。

興和株式会社と興和紡株式会社を中核に、関連約100社で興和グループが形成されています。

興和株式会社は三輪一族が代々社長を務め、2019年には創業125周年を迎えました。日本全国、世界各地に事業所を構える老舗企業です。

企業情報

会社名興和株式会社
創業1894年(明治27年)12月25日
代表者代表取締役社長 三輪芳弘
資本金3,840百万円
売上高411,665百万円 (2021年3月期決算:連結)
従業員数6,316名 (2021年3月現在:連結)
本社所在地愛知県名古屋市中区錦三丁目6番29号
主な事業内容【商社部門】

繊維、機械、建材、船舶、鉱物資源、化成品原料、生活関連物資などの輸出入、三国間貿易および国内販売
【メーカー部門】

OTC・医療用医薬品・医療用機器の研究開発・製造販売、
FAビジョンユニット・セキュリティビジョンユニットの製造販売、ロボットシステムインテグレーター業務、
レンズ・カメラ等のハードウェアの研究開発、システム系・組込み系およびAI等のソフトウェア研究開発、
省エネ・創エネソリューションの販売、省人化ソリューションの販売、環境配慮型建築の施工販売

市場情報未上場

事業内容

繊維や機械などの輸出入を行う専門商社である興和株式会社ですが、現在半数以上の売上高を占めているメイン事業は「キャベジン」などのOTC医薬品や「リバロ」などの医療用医薬品を研究開発、製造販売する健康・医療事業です。

また、興和グループ各社では、新築マンションや戸建住宅の売買などを行う不動産事業や、ハワイにてホテル運営を行うホスピタリティ事業、興和製品のパッケージ印刷などを行う印刷事業、LED照明機器などを製造販売する光学・電機事業といった様々な事業を展開しています。

主力商品

OTC医薬品(一般医薬品・市販薬)

興和株式会社の商品

出典:コーワ健康情報サイト

  • キャベジンコーワ(胃腸薬)
  • キューピーコーワゴールド(滋養強壮・栄養補給)
  • ケラチナミンコーワ(尿素配合クリーム)
  • コルゲンコーワ(総合かぜ薬)
  • バンテリンコーワ(鎮痛薬)
  • ウナコーワクール(かゆみ止め)
  • ザ・ガードコーワ(整腸錠)
  • ホッカイロ(防寒グッズ)

テレビCMや広告などで見たことがあるという方は多いのではないでしょうか?

アヤト
わたしも実際にバンテリンやウナコーワクールを使っていました!

医療用医薬品

医師の処方箋が必要な医療用医薬品も手がけており、グローバル展開しています。

  • リバロ錠、リバロOD錠(高コレステロール血症治療剤)
  • パルモディア(高脂血症治療剤)
  • デベルザ(2型糖尿病治療剤)

ライフサポート品

三次元マスクの写真 ウイルス当番の写真

出典:コーワ健康情報サイト

医薬品以外にもライフサポート品を販売しています。

  • 三次元マスク
  • ウイルス当番
  • ウナコーワ虫よけ当番
  • インソール
  • キュートステップ

三次元マスクは新型コロナウイルス対策や花粉予防などに使っている方は多いでしょう。

ウイルス当番は、二酸化塩素の酸化作用により、ターゲットとするウイルス・細菌の構造を変化させてその機能を低下させる商品です。

ほかにもインソールやキュートステップなどの女性向けの商品も販売しています。

照明器具

興和株式会社 照明器具

出典:興和オプトロニクス株式会社

照明器具では以下の商品などを展開しています。

  • LED照明スタンド「LUPINUS(ルピナス)」
  • LEDフラットライト「LUXELA(ルクセラ)」
  • LED直管形ランプ
  • LED一体型ベースライト

まとめ

以上、三輪芳弘さんのご紹介でした。

創業125年を超える興和株式会社の代表取締役社長であり、日本セルフケア推進協議会の代表理事や在名古屋タイ王国名誉総領事を務めるなど、多岐にわたって熱心に活動されています。

固定観念にとらわれず、常に新しい知識をアップデートしながら新規事業にも積極的に取り組んでいる方という印象です。

三輪芳弘さん自身の口コミはネット上にあまり見当たらなかったものの、実績を見る限り優秀な経営者であることは間違いないでしょう。

個人的には新型コロナウイルス感染症治療薬「イベルメクチン」がどうなるのか気になるところです。今後の動きに注目したい人物です!








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