公務員が合わなかった理由と転職してからの心境の変化

こんばんは、6年半勤めた市役所を退職した、元公務員のアヤトです。

現在公務員で、合わない仕事で辛い思いをしているあなたのためにこの記事を書きました。

わたしは公務員が合わなくて2回休職の末、退職していまはWeb制作の仕事をしています。

公務員時代はうまく仕事を進められない自分を責め続けていましたが、単純に合ってなかったということに気が付き、退職を決意したんですよね。

そして自分の苦手なことを極力避けるようにして、いまの仕事を選びました。

だからいま辛い思いを抱えているあなたも、ただその環境が合っていないだけで、自分に合う環境に行けば変われるかも知れないのです。

そこで今回の記事では、わたしが公務員の仕事で合わないと感じたこと、そして転職した後の変化について体験談を書いていきます。

少しでも参考になればうれしいです。

公務員の仕事で合わないと感じた3つのこと

公務員の仕事で合わなかったことは、以下の3つです。

  • 窓口・電話対応
  • 各部署or団体との調整業務
  • 組織にいること

一度休職して復帰したものの、この3つはどこに異動してもついて回るもので、結局合わないことを続けるのが辛くて退職の道を選ばざるを得ませんでした。

では、詳しく解説していきますね。

窓口・電話対応

人と話すことが基本的に苦手で、人に制度の説明や交渉したり、ただちょっとお願いしにいくだけのことでも、ものすごく緊張したり声が震えたりしていました。

また、電話対応が一番ダメで、ちょっとなにか質問されるだけで異常に汗をかいたり、電話が終わった後も緊張感がそのまま残って、切り替えができなかったんです。

また、わたしの特性でもあるのですが、人一倍感受性が強すぎて、相手の心情を異常に感じ取ってしまい、人と話すのが辛くなってしまうことがあります。

市役所で働いていると、貧しい家庭だったり、生い立ちが悲惨虐待がある家庭だったりと、ほんとうにさまざまな市民が来られるんですよね。

そういった方々の対応をすると、どうしても相手の辛い気持ちを感じ取り過ぎて、自分のことじゃないのに自分も辛くなることが多々あったんです。

市民税の部署にいた時は、孤独な生活をしているおばあちゃんが市民税の相談に来たことがあり、いろいろお話を聞いているとわたしも辛くなって涙が出そうになったこともありました。

毎回そういう方が来られるわけではありませんが、福祉系の窓口が近いと聞こえてくることもあり、それだけで辛い気持ちになることもあります。

公務員の仕事は事務仕事が多いように見えるけど、メインは人と話す仕事(窓口・電話対応)なので、その業務にすごく消耗してしまいました。

各部署or団体との調整業務

先ほどの人と話すことが苦手なことにつながるのですが、1つの仕事を進めるのに、いろんな部署や団体の人たちと調整する仕事が大の苦手でした。

イベントや講座系を企画する部署が長かったので、とにかく調整業務が多かったんですね。

部署or団体さんに電話でいろいろ確認したり、上司と相談して交渉してみたりとか、たくさんの人と関わる業務が本当にダメでした。

1人でやる仕事はすぐにやるけど、誰かに何かをするタスクだけはどうしてもうまく進められず、長年悩み続けていたんですね。

これもきっと慣れると思ってきましたが、何年経ってもうまくやれず、調整作業に慣れることはありませんでした。

組織にいること

人と話すこと、たくさんの人と関わること

これが苦手という時点で、組織は完全に向いてないということなんですよね。

苦手なことは伸びしろでもありますが、私の場合は逆に体調が悪くなったり、精神的に追い詰められるタイプだったので、いつまでも伸びることはありませんでした。

でも、プライベートでボランティア活動をしたり、市役所の研究グループに所属して、自分でいろいろ企画したり改善する努力はしました。

それでもダメだったので、やっぱりわたしはたくさんの人と関わる業務は向いてないことがわかったんです。

そんなことが重なっていき、休職してしまい、結局2回目の休職のタイミングで退職することになりました。

公務員を休職する理由は人間関係だけでない!私は組織が合わなかった

2019年5月11日

公務員を退職後、Web制作業界に転職した結果

次の転職先はフリーランスで何か・・も考えたのですが、スキルも実績もなく、経済的に不安定な状態はこわいと思い、就職することを決意。

ブロガーになることも考えたけど、いまの生活のことを考えるとそれも無謀すぎるなと思ってやめました。

そこで次の就職先は、以下の4つの条件に当てはまる仕事を探したんです。

  • 興味がある
  • 接客が少ない
  • 1人でもできる
  • 小さな会社

そんなときにWeb制作の仕事に興味が湧き、自分が考える条件に当てはまるんじゃないかなーと思ったんですね。

そしてオンラインサロンも活用しつつ、独学で勉強をした結果、いまの職場に就職することができました。

実際にWeb制作の仕事をしてみて感じたことを書いていきます。

小さなところに就職したので、組織の煩わしさがない

公務員時代は組織がダメだったので、組織のない環境を選びました。

いまの職場は私を含めて4人で、組織の煩わしさはゼロ。

出勤するときに人がたくさんいて、億劫な気持ちになることは一切なくなりましたね。

接客が少ないので、ストレスが大幅に軽減された

Webディレクターや、場合によってはデザイナーさんだと違ってきますが、わたしはコードを書く専門なので、基本的に接客はありません。

Webデザイナーさんからの指示に従って、淡々とコードを書いていきます。

仮に今後増えてきたとしても、いまの仕事が好きなので、たぶん乗り越えられるような気がするんですね。

基本的に1人で完結するので、自分に向いている

サイト制作は分担でやる場合もありますが、わたしが働いている職場は小さいので、基本的に1人で進めていきます。

これがすごく自分に合ってるんです。

公務員時代も、1人でやる仕事なら頑張ることができたってのもあり、たくさんの人と関わらない仕事は自分に向いていると実感しています。

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2019年3月31日

合わない場所で苦しまなくていい

合わない仕事をしているとほぼ100%、メンタルがやられます。

これは、心療内科の先生からも言われました。

しかも、その仕事がうまくできない自分をめちゃくちゃ責めてしまうんですよね。

私がまさにそうでしたからね・・・。

でも、苦手なことを極力避けた仕事に出会ったら、いままでの自分の価値観が変わりました。

「働くのは自分」です。

合う合わないあって当然だし、周りの人が普通にこなしているから、自分もそれに合わせなければいけない、なんてことはありません。

自分に合った仕事をすることが、自分の人生を楽しくするコツなんだ、とやっっっっっと気が付きました。

そのため、いまの環境が辛いなら、環境を変えてみる勇気も必要だと思うんです。

それが部署を変えることなのか、転職することなのかは人それぞれですけどね。

だからいまの仕事が合わない=自分はダメなやつと自分を責めないでください。

わたしもようやく自分の性格に合った仕事を見つけたので、あなたにもきっと見つかるはず。

心が病んでしまう前に、勇気を出して声を上げることも、大事です。

少しでもあなたの心が軽くなったらうれしいです。

それではっ








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