こんばんは、2回の休職経験アリの元公務員のアヤトです。
- 休職から復帰しようと考えている
- 復帰してから仕事で辛い思いをしている
こんな風に考えているあなたのためにこの記事を書きました。
休職から復帰する時、2週間は半日勤務、残業・休日出勤なしという条件の診断書を職場に渡しました。
そのおかげで、復帰のストレスや負担が軽減されたのでオススメ。
心の病気は目で見ることができないから相手に伝わりにくいし、かと言って自分からは言いにくいですよね。
医者の診断書で伝えるのも手— アヤト@元公務員→Web制作×ブロガー×ライター (@Web00073775) 2019年6月28日
復帰後、「早く仕事に慣れなきゃ」「 いつもどおり振る舞わなきゃ」などと考えるでしょう。
でもそれは、自分を追い詰めるだけで、逆に休職を繰り返すきっかけになることもあるんです。
実際、休職から復帰した後は、たった数ヶ月であっても、かなり体力が落ちているので、すぐに元通りにはなりません。
心の傷はすぐに完治するわけではなく、復帰した後も急に休職していたことを思い出して落ち込んだりするんですよね。
だから休職から復帰するということは、自分が想像していた以上にとってもパワーのいることなのです。
そして心の病は伝わりにくいため、「大丈夫だな」と思われることが多いんですよね。
それが積み重なっていき、休職を繰り返してしまう・・なんていう可能性もあります。
そのため、少しでも自分の負担を軽くするための対策をしておくことが大事。
その対策法は、復帰するときに慣らし勤務から始めることで、実際にわたしもその方法で復帰しました。
今回の記事では、再休職を繰り返さないための方法についてお話しますので、少しでも参考になればうれしいです。
復帰する前に慣らし勤務をした方がいい理由
復帰する前に慣らし勤務(一定期間、半日勤務など)をした方がいい理由は、
- 心の病気は目で見ることができないから
- 心のゆとりが生まれて、ストレスが軽減されるから
- 想像以上に疲れるから
の3つです。
心の病気は目で見ることができないから
わかりにくい・伝わりにくい病気の1つとして挙げられるのはメンタルです。
心の病気はそうなったことがない人には特に、気持ちがわかりません。
悪気があるわけではなく、単純にわからないから、こちらから言わない限りは「大丈夫だろう」と思ってしまうんですよね。
そのため、慣らし勤務をすることで「いつもどおりには働けない」ということを伝えることもできます。
でも自分から「慣らし勤務にさせてください」とは言いにくいですよね。
そこで、心療内科or精神科から>慣らし勤務を促す診断書をもらうのがオススメ。
医者の診断は絶対だし、相手に身体の症状を訴えるにはいちばん効力があります。
私は2週間半日勤務、残業・休日出勤なしという条件にしてもらいました。
私は午後勤務にしていたのですが、個人的には朝起きる習慣をつけるためにも午前のほうがいいかなーと思います。
2週間慣らし勤務してみて、それでも辛かったら延長してもOKということにしましたが、わたしは何とか通常勤務に戻しても大丈夫なくらいになりました。
そのため、負担がかかりやすい復帰時には慣らし勤務をしておくとスムーズです。
心にゆとりが生まれて、ストレスが軽減されるから
ふつうにフルタイムで働くとなると不安になってしまいますが、2週間慣らし勤務となると心に少しゆとりが生まれます。
そのゆとりがストレス・負担軽減につながり、フルタイム勤務へのいい準備運動になるんですよね。
復帰に対する不安材料を少しでも減らしておけば、フルタイムになった時の負担がかなり緩和されますよ。
想像以上に疲れるから
復帰するって決めただけでも相当なパワーを使ったでしょう。
そのまた倍のパワーを、復帰してから使うんですよ。
だから復帰したての時は出勤するだけでも疲れるし、帰る頃にはぐったりしちゃうんですよね。
わたしも慣らし勤務をしていた時、想像以上にめちゃくちゃ疲れてしまい、「いきなりフルタイム勤務にしなくて良かった」と心から思いました。
そのため、身体を酷使しないためにも、慣らし勤務をすることは大事なのです。
休職を繰り返さないためには、程々に働いて、辛くなったら休む
休職を繰り返さないためには、絶対に無理せず程々に働き、辛くなったら休むことがめちゃくちゃ大事。
私も復帰して3か月後くらいに1週間ほど休んでしまったことがあり、それもちょっと無理し過ぎてたところもあったからなんです。
せっかく復帰できたのだから、また休職したくないですよね。
再休職しないためのポイントについてお話します。
「早く慣れなきゃ、追いつかなきゃ」って焦っちゃダメ
復帰してまず思うことは、「仕事に早く慣れなきゃ」と思ってしまうんですよね。
でもそれは逆効果で、自分で自分の首を締めてしまうことになるのです。
そう思えば思うほど、自分自身を追い詰めて、うまくいかない部分にばかり目が行ってしまうんですよね。
「復帰してもう○日経ったのに、いつもどおり働けない・・・」と思いがち。
でも、そこに目を向けるよりももうちょっと広い視野で見てみませんか?
休職から復帰して働いていることが、何よりもすごいことなんですよ。
今日出勤できただけでも充分に立派だし、前に進んでいる証拠なんです。
あなたのペースでいいので、焦らずゆっくりできたことに目を向けながら過ごしましょう。
辛かったら頼れる人に相談を
辛い気持ちは絶対に抱え込まないでください。
わたしを含め、休職してしまう人に多いのが、「人に心の内を打ち明けるのが苦手」なこと。
辛い気持ちは伝えないと、相手にはわかりません。
まずは頼れる人に相談して、最終的には産業医だったり、人事に相談しましょう。
私はよく、人事の保健室の方に辛い気持ちをメールで送ったりしていました。
言葉の切れ端の些細なことを拾ってくれて、前に進んでいるよーとたくさん褒めてくれたんですよね。
それだけでも、少し心が軽くなりましたよ。
復帰して3か月後に再休職しかけたときも、何とか出勤できたときにわざわざ来てくれて褒めてくれました。
勇気を出して相談をすることで、ひとりじゃないって思えるんですよね。
だから辛くなったらその気持ちはそのままにせず、頼れるところに相談しましょう。
結局、自分の身を守れるのは自分しかいない
何度も言いますが、心の病は目で見えるものではありません。
だから言わなければ伝わらないし、自分の身を守るためには自分で声を上げることってすっごく大切なんです。
その気力がなくなってしまう前に、慣らし勤務だったり相談だったり、やれることをやっておくのがポイント。
また、辛かったら思い切って休んでもいいです。
私なんて1回ダメになって1週間休んだことがありましたよ。
でもしっかり休んだら、なんとか出勤できました。
もう少しゆるく行ってもいいんです。
少し休んだくらいで人生は終わらないですよ。
自分のペースで、ゆっくり焦らずいきましょう。
まとめ:休職を繰り返さないために
- 復帰時は慣らし勤務がフルタイム勤務の準備運動になる
- 心の病はわかりにくい。辛かったら相談などの行動を
- 焦りはNG。自分のペースでOK
以上、まとめでした。
復帰すると自分がやろうとしていることに対して、予想以上に体力が落ちててうまくやれないギャップを感じることもあります。
また、相手に辛い気持ちを理解されず、仕事がバンバン振られる→言い出せないなんていう経験をした方もいるでしょう。
でもそこで自分で自分を追い詰めないでください。
自分のペースでいいし、少しでも違和感、不安に感じたら行動することがすっごく重要です。
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少しでもあなたの心が軽くなったらうれしいです。
それではっ