こんばんは、元公務員のアヤトです。
私は公務員を2回の休職を経て退職しました。
休職する理由は人間関係が一番多いと思いますが、私は1回目がその理由で、2回目は最高の人間関係の中休職、そして退職しました。
人間関係が良ければ仕事もしやすいはずなのにと思うかも知れません。
でも、私は2回目の休職でそもそも市役所という組織にいることが辛かったということがわかりました。
今回の記事は、休職する理由は人間関係だけでないこと、休職中に退職したいと思った時に考えてほしいことについてまとめたので、ぜひ読み進めてみてくださいね。
私は最高の人間関係の中、休職しました
1回目の休職は人間関係だったけど、2回目はいい環境だった
1回目の休職は人間関係が主な原因で休職していましたが、環境を変えてみたら良くなるかも知れないと思い、希望した部署へ異動するという形で復帰しました。
その部署を希望した理由は、私の上司となる人が元々色んな縁で知っている人だったからです。
実際に異動して一緒に仕事をしていく中で、上司は本当に素晴らしい人だった上に、周りの職員にも恵まれていたんですよね。
復帰した後も何度か仕事に行けなくなる時があって、そんな時も上司は優しい声かけをしてくれたり、飲みに連れ出してくれて話を聞いてくれるような頼れる人だったんです。
でも、そんな中わたしは休職してしまいました。
周りは「こんなにいい環境なのになんで?」と誰もが感じたと思います。
休職する直前まで元気に振る舞っていましたからね。
でも、本当は辛さと消えたい気持ちでいっぱいだったんです。
2回目の休職で、市役所という組織が合わないことがわかった
2回目の休職で気が付いたのは、市役所という組織が合わなかったということでした。
具体的に言うと、色んな人とやり取り、調整をしながら仕事を進めることが極端に苦手だったといった感じ。
1人でする仕事は頑張れるけど、沢山の人と関わる仕事が全然できないんですよね。
部署にもよるのですが、市役所にいたら大体人と関わる仕事がついて回ってきます。
電話対応は必ずあるし、窓口業務で人に説明する機会ももちろんあるし、外部の人達に交渉しに行くこともある。
もちろんぜんぜんできないから、めっちゃ仕事できない人間でした。
でも、何も努力しなかったわけではなく、本を読み漁ったり、人と関わる機会を増やすためにたくさんイベントに参加したり、ボランティアとかにも積極的にやっていました。
外部の活動は割と頑張ってやっていたので、周りから一目置かれて評価されることはありましたが、仕事に活かすことができなかったんですよね。
努力の方向を間違えたのかも知れませんが、そもそも向いてなかったんだと思います。
自分の短所は伸び代とも言いますが、向いていないことを努力するのってすっごく辛く感じませんか?
私が休職した部署は、特に人とたくさん関わる仕事だったのでうまく仕事を進めることができず、いつまで経っても仕事ができない自分に悩み、再びメンタルを壊しました。
2回目の休職でじっくり自分と向き合った時に初めて、「あ、私市役所向いてない」と感じたんです。
組織が合わないなら、退職するほかなかった
また異動をすれば良くなったのでは?と思われたかも知れません。
でも私の場合は、市役所にいる限り組織にいる上での仕事は変わらないので、どこに異動しても同じことに悩むことなることがわかったんです。
仕事内容よりももっと根本的な組織という環境に悩んでしまい、うまく説明しにくいのですが、とにかく嫌で嫌で仕方がありませんでしたね。
2回目の休職の時は、変な衝動に駆られて失踪もしたので、このままでは私は自分で命を断つかも知れないと思いました。
もう少し楽に考えられるような、図太さがあったら良かったのですが、その時の私にはとっても難しいことだったんですよね。
このままでは私はいつまでも変わることができないし、いまの環境では前に進めないと判断して、退職することを決めました。
休職中に公務員を退職したいと思った時にまず考えてほしいこと
退職は焦ってしない方がいい。まず「何が嫌なのか」を考える
まずは何が辛いのかをよく考えて原因を見つけることで、原因次第では退職しなくても解決できる可能性があるからです。
実は私も1回目の休職の時に退職を焦り、退職する旨を伝えて退職願を出す直前まで行ったことがあります。
その時は組織が合わなかったことはわからなかったので、休職した職場の人間関係が原因だと考えていました。
その原因を突き止めると、次の行動が見えてきます。
人間関係や仕事内容が合わないなら、異動希望で解決できる
公務員の場合、組織が大きいので、合わなければ部署異動で解決できることがあります。
休職したらもう復帰できないと思うこともあるかも知れませんが、労働組合だったり人事課がきちんと心のケアも兼ねて異動希望について対応してくれるので、そのあたり安心してください。
実際にブラックな環境で休職した職員や、仕事内容が合わなくて休職した職員を何人も知っていますが、大体部署異動で解決できていますよ。
古巣の部署に戻ったり、行きたい部署に行ったりして環境を変えたら元気になる人はたくさんいます。
私もその中に入ればよかったのですが、残念ながらいい環境に異動してもダメだったので退職を選びましたけどね・・。
休職中に復帰などで不安なことがあれば、人事課の中に職員の健康管理を専門に行う保健師がいるはずなので、そこから頼ってみるといいですよ。
または、労働組合に知り合いがいればそこを頼るのもOK。
あなた味方をしてくれる人が必ずいるので、辛かったら頼ってくださいね。
組織がどうしても合わないなら辞める選択もあり
私のように異動してもメンタルを崩すようなら、そもそもその組織が合っていない可能性があります。
特に、人間関係がいい状況でもそうなってしまうならなおさらかなーと。
せっかく安定職に就いたのにもったいないと感じる人もいますが、あくまで働くのは自分です。
死にたくなるほど辛いことを我慢しても、1つもいいことはなく、どんどん自分を追い詰めるだけ。
今の社会、仕事が辛くて命を断つ人が多く、私もその中の1人になりかけました。
でも、辛くて仕方がない仕事を一生懸命頑張らなくても、あなたの得意なことを活かしたり、苦痛なことをなるべく避けられる職業はたくさんありますよ。
私の場合は、1人でもできるWeb制作の仕事とライター業が、自分に合っている仕事だということがわかりました。
おかげさまで今はメンタルが安定し、壁にぶち当たっても乗り越えられています。
今ある環境が全てではないので、どうか思い詰めないでください。
休職する理由はひとそれぞれ、人の限界も人それぞれ
私が2回目の休職をした時は、「なんで上司にも恵まれてこんなにいい環境なのにどうしてだろう?」と思っていました。
でも休職する理由なんて人それぞれ。
人間関係が一番多いですが、私のように組織にいることが辛い人もいます。
自分の身体がダメになれば、働くことすらできなくなります。
だから自分の辛い気持ちを我慢しなくていいし、苦しかったら逃げても大丈夫。
少しでもあなたの心が軽くなったらうれしいです。
それではっ