こんばんは、6年半勤めた市役所を退職した、元公務員のアヤトです。
現在休職中で、退職を考えているけどお金の不安が大きいあなたのためにこの記事を書きました。
公務員を休職して退職するとなると、おそらく転職先は見つかっていない状態が多いのかなと思います。
そんな時、第一に考えるのがお金のことではないでしょうか?
ある程度貯金がある方なら気にならないかも知れませんが、貯金があったとしても不安になる人はいるでしょう。
さらに、勤続年数が少ない場合は退職手当も少なくなるので、あまり期待はできません。
実は私も当時同じ状態になったことがあり、お金の不安でいっぱいになったことがありました。
そこで今回の記事では、お金の不安はあったけど退職しても何とかなった経験と、減らせる支出についてお話していきますね。
公務員を辞めたことは後悔してない。でもお金の不安は常にありました
公務員を辞めたことは全く後悔はなかったのですが、それでもお金の不安は常につきまといました。
次やりたい仕事がWeb制作だったため、まずは技術を磨かなければなりません。
ある程度勉強する期間も必要だし、そもそも転職先が見つかるのかどうかって感じでした。
一旦休職から復帰して、働きながら勉強する方法もあったけど、そもそも組織の中にいることがもうダメだったので、退職する以外にはなかったんですね。
だから割と見切り発車なところもありましたが、何とかなったよっていう体験談をお話します。
僅かな貯金と退職手当だけの状態
退職した当時は、僅かな貯金と退職手当関係で100万円ほどでした。
6年半ほど働くと退職手当は70万円ほど、自分で積み立てたお金が30万くらいです。
なお、公務員は雇用保険に加入していないため、失業手当は出ないんですよね。
つまり、退職手当が失業手当になるということになります。
そのため、失業手当もらいながら転職活動・・っていうのはできないのです。
お金のことが不安で体調不良になったことも
「今後、ちゃんと就職できるのか?」「(当たり前だけど)毎月口座からいろいろ引かれるなあ・・」と先のことだったりお金のことが不安になりました。
急に先のことが不安になって、体調が悪くなることもありました。
でも、この思考はあまり良くないことだったんですよね。
先のこと考えても仕方ないというのは、精神科医の樺沢紫苑先生が出版した「感情リセット術」に書かれています。
以下の引用は、もし船が遭難してしまった時の事例です。
「明日は助けは来るだろうか?」「明日には、食料がなくなってしまう」
このように、先のことを考えてはいけないのだそうです。
先のことを考えても不安になるだけで、何のメリットもないからです。
助けが来るか来ないかを考えたところで、助けの来る確率が上がることはありません。
むしろ、精神力と体力を消耗するだけです。
逆に、先ではなく、「今」のことだけを考えるのが、不安を消すコツです。
引用元:樺沢 紫苑著 三笠書房「感情リセット術」
これは命に関わることじゃなくても、日常でも言えることですよね。
先のことを考えてもただ不安になるだけで、逆に行動できなくなる原因にもなりやすくなります。
お金のことも同じで、いくら不安になっても増えることはありません。
行動しなければ前に進むことはできないんですよね。
だからいかに「今」にフォーカスするかが大事なんです。
それでも「何とかなる」と思って勉強を続けたら、何とかなった
「今」にフォーカスすると共に、「何とかなる」と考えることも重要です。
一ミリでも不安になったら、とっさに「大丈夫、何とかなる」と思い込むようにしたんですよね。
そうしたら知り合いのつてで、今の職場に転職成功。
まだまだ下積みではあるけど、自分を信じて頑張ったら本当に何とかなりました。
転職先が決まるまで、減らせる支出は極限まで減らそう
転職先が決まるまでは、収入が少ない日々が続きますよね。
私は少しの期間、居酒屋でアルバイトしていましたが、それでもそんなに大きい金額ではありません。
だから可能な限り減らせそうな支出は頑張って減らすようにしました。
ご参考までにどうぞ!
- 国民年金
- 奨学金
- 生命保険関係
- スマホ、インターネット代
- 交際費
国民年金
将来もらえる年金の金額は減少しますが、免除もしくは減額可能です。(追記:一定期間内であれば後で追加分として支払うことも可能)
免除の金額は4種類。
- 全額免除
- 4分の3免除
- 2分の1免除
- 4分の1免除
公務員の場合は、失業が当てはまることになり、全額が免除されます。(※該当にならない場合もある)
詳細については、日本年金機構のホームページをご覧いただくか、市区町村役場に問い合わせてみてくださいね。
奨学金
大学や専門学校を卒業されている方は、奨学金を借りている人もいますよね。
借りている奨学金の種類にもよりますが、免除や減額できることがあります。
私も短大時代に借りた奨学金があり、しばらく収入が少ない期間が続くとなると痛い出費になるため、思い切って免除の手続きをしました。
人生長いですし、収入少ないときに無理して払っても精神的負担がかかりそうなので・・。
保険関係
保険にもいろいろ種類がありますが、見直しできそうなものはやりましょう。
まず私は退職したときに個人年金は脱退したのですが、後々保険の契約内容を見ていたら積立もオプションで付けていることがわかり、それも外しました。
きちんと保険のことを理解してこなかった自分に後悔。
個人的には、婦人病にかかって手術したときに助けられた医療保険のみ、いつ再発するかわからないので手厚くしています。
スマホ、インターネット代
格安SIMにしてみたり、思い切ってインターネットを解約したりなどで減らせます。
私の場合だとWeb制作の仕事がしたかったので、インターネット環境は必須のため解約していません。
スマホは機種変更をしたら逆に料金が安くなることが判明し、買い替えました。
一度見直しについて相談に行ってみるといいですよ。
交際費
たぶん、自然と減るんじゃないかなーと思うのですが、交際費はガッツリ削れますね。
余程行きたいと思わない限りは、行かない方がいいです。
私だともともと付き合いが広かった方なのですが、気にせずバンバン断りました。
そのかわり、勉強になりそう・仕事につながりそうなものだけ行くようにしています。
公務員を辞めても何とかなります
すごい無責任かも知れないけど、実際に公務員を辞めて感じたのは、何とかなるということです。
「退職するタイミングはもう今しかない!」と思い、腹をくくったからなのか、不思議と退職の後悔も感じませんでした。
公務員という組織が辛かったので、戻るほうが辛すぎますからね・・。
お金の不安も乗り越えたし、次の仕事も見つけて割と何とかなっています。
しかしまだ駆け出しなので安定したわけではありません。
今だって不安に感じることもあります。
でも、これからも「なんとかなるさ」精神で日々勉強しながら頑張っていきたいと思うアヤトでした。
それではっ